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急騰したコンテナ運賃は下落に推移!紅海の混乱に慣れて安定化の見通し

武装組織フーシ派による船舶への攻撃で紅海は大変混乱しましたが、2024年3月現在では事態は落ち着きを見せています。
特に急騰したコンテナ運賃は下落を続け、一部の航路では価格が安定しています。
一時期は紅海が使用できなくなることで、物流が遮断される可能性も懸念されていました。
しかし、全米小売業協会によると、輸入貨物は正常化したと見解を述べており、物資が届かない状態が回避されたといえます。
同時に、紅海を利用しないで海上コンテナ輸送ができる体制が整ったといえるでしょう。
この記事では、現状のコンテナ輸送に関して以下の3つを紹介します。

  • 運賃の今後の見通し
  • 下落している運賃の状況
  • 迂回するコンテナ輸送の影響

現在の状況がどれくらい続くのか不明ですが、短期間で元の状態に戻るとは考えないほうが妥当でしょう。
場合によっては、アフリカの喜望峰を迂回して輸送するのが当たり前になるかもしれません。

迂回ルートが定着しコンテナ運賃が適正化に向かう

2023年12月頃より武装組織フーシ派による船舶への攻撃が原因で、急騰したコンテナ運賃ですが、2024年3月現在では下落傾向にあり、価格の安定化に向かっています。

この変化は、安全な航路を確保するため、海運会社がスエズ運河~紅海の航路の使用を避けて、アフリカ大陸の喜望峰を迂回するルートに切り替えたからです。
もちろん、迂回することで航海日数は約4週間(往復)延長し、コンテナを運ぶために船の数を増やす必要がありました。

しかし、2月頃からコンテナ船の増加で船腹量(輸送力)が確保されてきたため、それに伴って高騰した運賃の下落が続いています。
今後2、3ヵ月で運賃はさらに下落していき、適正な価格に落ち着くはずです。
現状の状況を一言で表すなら、紅海を使わずにコンテナを運ぶことに 「慣れた」といえるのではないでしょうか。

ただし、運賃が適正化しても、迂回することで増えたコストが上乗せされた価格になります。

WCIとSCFIのコンテナ運賃指数はともに下落傾向

急騰したコンテナ運賃の下落の度合いを以下の2つの指標で紹介します。

  • ドゥルーリー社のWCI
  • 上海航運交易所のSCFI

2つの指標は2月の旧正月(春節)頃から下落を続けています。

ドゥルーリー社のWCIは下落が続く

ドゥルーリー(Drewry)社が毎週公開するWCI(World Container Index:総合指数)によると、3月21日の時点で3,010ドル(40フィートコンテナあたり)になったと発表しています。
これは先週の3,162ドルより、さらに5%安くなっており下落傾向が続いています。
公開されたグラフでは、1月25日に3,964ドルまで急騰してから、運賃は下落を続けており、今後、適正な価格で下げ止まるでしょう。

画像引用:World Container Index|Drewry

この1月の運賃の急騰は、紅海の混乱だけでなく、中国の旧正月(2月10〜17日)に入る前の駆け込み需要が重なったという見方もあります。

ドゥルーリー社は、中国のスポット運賃も引き続き下落すると分析をするものの、大西洋の航路では運賃は安定すると予想。
実際に、ニューヨークからロッテルダムの航路では運賃は安定し、価格は微増で推移しています。

したがって、喜望峰の迂回ルートを使用してない航路では、混乱が収まっており、通常運行になっていると判断できるでしょう。

上海航運交易所のSCFIも旧正月明けから下落が続く

SSE(上海航運交易所)が毎週発表するSCFI(上海輸出コンテナ運賃指数)も、ドゥルーリー社のWCIと同様に下落が続いています。
SCFIは、中国から輸出される世界各地の主要航路の平均海上運賃を表しており、国際的にも広く使用されている指標です。

画像引用:Shanghai Shipping Exchange

大抵の場合は、旧正月明けから輸出量が増えていき、運賃も伸びていくという傾向がありますが、現在は下落傾向です。
輸出量が急激に増えるような需要の変化が起きなければ、SCFIも下落が続き、前述したWCIと同様に適正な運賃に落ち着くでしょう。

全米小売業協会が輸入貨物は正常化したと判断

3月8日、NRF(National Retail Federation:全米小売業協会)とハケット・アソシエイツ(Hackett Associates)は、輸入貨物量が正常な軌道に戻っているとするレポートを発表しました。

このレポート内でアメリカの主要な港での輸入貨物量の予測と、紅海での混乱が収まりつつあると述べています。

迂回した航路であっても消費者の需要に応えられるように船が到着し、商品が届いているそうです。
輸入貨物量に関しては、2024年上半期までは前年比より増加すると見解を出しています。

画像引用:NRF | Import Cargo Returning to Normal After Red Sea Disruptions

さらにレポートでは、2024年1月の輸入貨物量が前年同月比で8.6%増加し196万TEUになったことを報告しています。

2月の貨物量の数値は確定していないものの190万TEU(前年比22.7%増)、続く3月では177万TEU(前年比8.8%増)であると予測しました。

これらの予測からもわかるように、1、2月に危惧された紅海が使えないことで物流が停滞するという懸念は、サプライチェーンの調整によって回避されたといえます。

運賃が下落しても空コンテナが増えコストは上乗せ

2月29日シーインテリジェンス(Sea‑Intelligence)社は、自社のウェブサイト上で迂回ルートによって空のコンテナの数が20%増加し、運賃に影響が出ると述べています。

これは紅海を避けて迂回すると航海日数が増えて、その日数をカバーするための追加コンテナが別途必要となり、結果としてコンテナの全体量が増えるためです。
併せて、目的地に着いて中身を出した空のコンテナも増えるでしょう。

しかし、港の置けるスペースには限りがあるため、従来よりも人手や設備を動員して空のコンテナを発送地に戻す作業をしなくてはいけません。

また、輸送力を維持するためにも、空のコンテナを元の港に戻す重要性が高まります。
シーインテリジェンス社は、今まで以上に空のコンテナを戻すための費用が増えて、運賃に転嫁されて負担が増えるだろうと見解を述べています。

つまり、今後のコンテナ運賃は、迂回した分の直接的なコストだけでなく、間接的なものも含めた価格になるため、需要に対して割高になる可能性が高いです。

高騰したコンテナ運賃は割高な適正価格に向かう見通し

紅海で安全な航海ができなくなって海運業界は大きく混乱しましたが、2024年3月現在では事態は収まりつつあり、高騰した運賃も安定化に向かっています。

紅海の安全が確保される見通しは立っていないため、当面の間は喜望峰を経由するルートを使ってコンテナ輸送は行われるでしょう。
今の状況が続けば、数ヵ月後には紅海を使わずに海上コンテナを運ぶのが当たり前になります。

そうなれば、コンテナ運賃も落ち着いた金額に安定するでしょう。
ただし、運賃が安定化してもコストが上乗せされた割高な価格になる可能性があります。
本来は荷物の需要によって上下するコンテナ運賃ですが、今は地域情勢によって左右される状況です。

体制が整ったといっても、喜望峰を迂回してコンテナ輸送を行うことで、今まで起きなかった問題が発生する可能性もあります。
その際は、また運賃が大きく乱高下するため注視が必要です。

■ 参考サイト

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お客様の声

✨🎍【新年のごあいさつ】🎍✨
新年あけましておめでとうございます!

旧年中はたくさんのご愛顧をいただき、誠にありがとうございました。

おかげさまで2024年度は計613本のコンテナを販売設置させていただきました。

2025年もハレコンテナは、海上コンテナを通じて皆さまの暮らしやビジネスに新しい価値をお届けしてまいります。

今年も全国津々浦々、どんな場所にも最適な海上コンテナをお届けできるよう、さらに挑戦を続けます!

なお、ハレコンテナ株式会社は、株式会社ブランジスタエール (本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:井上秀嗣)が運営するプロジェクト「ACCEL JAPAN(アクセルジャパン)」に2025年1月1日(水)より参画いたします。

プロジェクト参画に伴い2025年1月1日(水)よりアクセルジャパンアンバサダーであるヒロミさんが登場するプロモーションを開始。

本年もどうぞよろしくお願いいたします!
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よくある質問

海上コンテナとは、貨物を効率的に輸送するために設計された大型のスチール製の容器です。国内外の物流で使用され、特に船舶による輸送に適していますが、鉄道やトラックとも連携して輸送されることが一般的です。海上コンテナは、ISO(国際標準化機構)による規格に基づいて設計されており、世界中で統一されたサイズと仕様が採用されています。これにより、港湾設備や輸送機関間での積み替えが容易になります。

また、耐久性に優れているため、昨今では倉庫などに多くの方が利用するシーンが増えています。

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中古コンテナとはもともと貨物輸送や保管に使用されていた海上コンテナが、役目を終えた後に再利用されるものです。新品のコンテナよりも安価で入手できるため、さまざまな用途に活用されています。

また、中古コンテナは一般的に10~15年落ちのコンテナが出回ることが多く。

多少の傷やサビがあるもの、外観がかなり損傷しているものなど状態がさまざまなものが「中古コンテナ」として販売されます。

このように状態が様々な中古コンテナですが、ハレコンテナでは雨漏り・整備・補修(さび落とし・タッチアップ塗装)を行い、通常利用できる状態で販売しております。

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JIS規格コンテナとは、海上コンテナ(ISO規格のコンテナ)とは違いJIS鋼材を使用し、日本独自の規格により造られたコンテナです。通常の海上コンテナでは難しい建築確認申請も、JIS規格コンテナなら問題なく建築確認が取得できます。

昨今ではJIS規格コンテナを利用したコンテナハウスが多く見られるようになってきました。

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SOCコンテナとは、Shipper's Own Container(荷主所有コンテナ)の略称で、貨物を輸送する荷主自身が所有または調達したコンテナを指します。

日本では主に海外輸出用のコンテナとして利用されます。

ハレコンテナではSOCコンテナも取り扱っておりますので詳しくはスタッフまでお問い合わせください。

日本全国対応いたします。
※一部の地域(離島)は対応してないケースもございますので、詳しくはスタッフまでお問い合わせください。

コンテナの輸送設置費用は、サイズ、都道府県の地域によって異なります。

輸送設置費用を知りたいお客様はスタッフまでお気軽にお問い合わせください。

弊社ヤード(愛知県弥富市)にてお引取り可能です。

弊社でトラック、またはトレーラーに積み込みまで行いますのでお気軽にご相談ください。

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※お引取りの場合は輸送費用・積み込み費用はかかりませんのでご安心ください。

 

ワンウェイコンテナとは輸入の際に、商品や製品を積み込み使用されたコンテナになります。

ハレコンテナで販売しているワンウェイコンテナは、中国で造られた新品のコンテナに商品や製品を積み込み、1度利用したコンテナをワンウェイコンテナとして販売しております。

ワンウェイコンテナは輸入の際に1度使用したコンテナ。

新品コンテナは1度も使用していないコンテナになります。

ハイキューブコンテナとは、通常の高さよりも30センチ背の高い(2,896mm)コンテナになります。

通常のノーマルタイプは高さ2,591mmになります。

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一般的に窓やドアを取り付けるお客様が多くいらっしゃいますが、断熱加工、電気工事、エアコンの取付けなども行っております。

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弊社では中古コンテナ・海上コンテナの買取・処分は行っておりません。

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海上コンテナは6FT、10FT、12FT、20FT、40FTなどの種類があり、高さが2,591mmの通常タイプ、2,896mmのハイキューブと種類が豊富です。

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