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【市況分析】治安悪化と気候変動で海運コンテナ運賃が高騰!

2024年前半はスエズ運河とパナマ運河の機能不全により、コンテナ運賃が高止まりで推移する見込みです。

2つの運河が従来のように使えないことで、主要な海運会社は迂回して荷物を運ぶしか選択肢がなくなっている状況になっています。
当然、迂回すれば燃料費や保険代など上乗せして、運賃を高くしないと採算が取れません。

つまり、需要の拡大に伴う荷物量の増加や、季節的な価格変動とは根本的に異なる原因で運賃が高騰しています。
迂回航路の利用が長期化すれば、輸送コストの増加は最終的に商品価格へと転嫁されるでしょう。

値上げが加速すれば消費者の負担がさらに増えて、景気後退が深刻化する可能性も含んでいます。

輸送コストと時間だけが追加される状況の海運コンテナ

2024年1月現在、情勢不安と気候変動の影響で海運コンテナの運賃が高騰しています。
特に、スエズ運河を経由して紅海に抜ける航路の治安が悪化して、安全のためにアフリカ大陸の喜望峰を経由する航路へと変更する海運会社が相次いでいます。

また、パナマ運河では水不足により通航量が制限されており、事情は異なるものの東西の運河が十分に機能しない状況です。
これにより海運会社は迂回航路を通るための燃料費や保険代を運賃に上乗せしないといけない状況になりました。

もちろん海運会社にとっては売上を伸ばせるチャンスといえます。
しかし、世界的に需要が増加しているわけでなく、遠回りをして荷物を運んでいるだけで、本来は必要のないコストを上乗せしているだけともいえます。

そのため、運賃は高くできたものの、コストが増えて利益が伸びないということが起きやすくなるでしょう。

また、荷主にとっては運賃と時間だけが余分にかかり、メリットがない状況です。

紅海の治安悪化でコンテナ輸送はアフリカ大陸を経由

MSCやMaersk、CMA CGM、ONEなどの主要な海運会社は、スエズ運河経由および紅海における船舶の航行の一時的な取りやめを発表しています。

2023年末頃から、紅海とアデン湾を分けるバブ・エル・マンデブ海峡を通る船が武装組織によって攻撃され、安全な航行ができなくなったためです。
この状況により、海運会社はアフリカ大陸の喜望峰経由への航路変更を余儀なくされています。

喜望峰を経由する場合、輸送日数は片道で10〜15日は増加し、往復の場合は3〜4週間延びます。
例えば、オランダのロッテルダム~シンガポールの航路の場合は、片道であっても輸送期間が26日から最短でも36日になる計算です。

また、各海運会社は喜望峰経由のルート変更で長期航海に伴う経費、保険、警備などのコストの上昇を補填するための追加料金(サーチャージ)の導入を発表しています。

その結果、輸送コスト増加とスケジュール遅延が発生し、欧州・地中海向けの運賃も高騰しました。
喜望峰への迂回がどれくらい長期化するかはバブ・エル・マンデブ海峡の治安次第であり、今後の見通しは不明です。

正常化までには一定の時間がかかると予想されるため、しばらくは混乱が続くでしょう。

干ばつでパナマ運河の通航制限が海運への影響大

スエズ運河~紅海の航路が使えないことで、アメリカの東海岸からアジアへ向かう穀物輸送船に深刻な影響が出ています。

海事調査会社Sea-Intelligence(シーインテリジェンス)は、2023年12月20日に「Round Africa again?」を発表し、スエズ運河が使えないことによる悪影響について述べています。

2023年9月頃よりパナマ運河は、干ばつで水位を調整するための水が不足しており、運河の通航制限をしています。
そのため、穀物輸送船は迂回してスエズ運河を使って小麦や大豆、鉄鉱石などをアジアに輸送していました。

その結果、2023年後半には小麦や大豆などのドライバルク輸送のコストが大幅に上昇しています。しかし、今回の紅海の治安悪化により、通航が困難になりました。

つまり、アメリカの東海岸から小麦や鉄鉱石、石炭、肥料をアジアに輸送する場合は、世界を半周して運ぶ必要があります。
南アメリカ大陸南端を経由するか、アフリカ大陸の喜望峰を経由するルートです。

どちらのルートを選んでも、輸送期間の延長と運賃の増加は避けられません。
パナマ運河は通航できる船を1日あたり24隻と増やしていますが、船の渋滞は続いています。
1月現在、パナマは乾季に入ったところであり、雨量が期待できる雨季は5月からです。

したがって、雨季までパナマ運河の規制が延長されることがほぼ確実とみられています。

Drewry 社は1月中旬にコンテナ輸送のスポット運賃の値上げを予想

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画像出典:World Container Index – 04 Jan|Drewry

2024年1月4日、コンサルタント会社Drewry(ドゥルーリー)社が発表したWCI(World Container Index:コンテナ運賃指標)によると、40フィートコンテナの運賃が61%上昇して2,670ドルとなりました。

もちろん、この高騰の原因は、紅海のルートを通らずに迂回航路で荷物を運ばないといけなくなって運賃が軒並み値上がりしたためです。

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一方で、ロサンゼルスから上海や、ニューヨークからロッテルダムなど、スエズ運河やパナマ運河を使用しないルートの運賃は安定しています。

とはいうものの、Drewry社は紅海の治安が不安定な状況が続けば、数週間でスポット料金が上昇すると予測しています。

スポット料金の上昇が続けば、他の航路の運賃も値上がりしていくでしょう。

海運コンテナ輸送で上乗せされたコストが物価に悪影響を与える

2024年は世界経済の成長が減速するため、海上コンテナの荷動きが落ち着くと予想されていました。
これは昨年の2023年にパンデミックの影響が収束し、コンテナ船の市況が正常化したと分析されたためです。

同時に海運各社が発注した新造船の竣工が相次ぐことから、2024年は荷物に対して船が供給過剰気味で低調になるという見込みでした。
しかし、干ばつによるパナマ運河の通航制限や、紅海の治安悪化による通航の見合わせによって当初の予想とは異なる状況になりつつあります。

このような状況が続けば、輸送期間の延長と運賃の高騰が続くため、モノの販売価格に転嫁されていくのも時間の問題といえるでしょう。

海運各社も売上が伸びるものの、コストも上がるためコスト削減と利益確保に注力することが予想されます。

参考Webサイト

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