鞄(かばん)やバッグは使っているうちに、手垢やホコリなどで汚れが目立ってきます。
そのままにしておくと、黒ずみがひどくなったり汚れが取れなくなることもあるので、できるだけ早くケアをしたりクリーニングに出すことが大切です。
そこで今回この記事では、鞄クリーニングが安い業者や、日頃から自宅でできるお手入れ方法などを紹介していきます。
記事の後半では、おすすめの鞄ケアグッズやクリーニング業者も紹介しています !
鞄はクリーニングに出すのがおすすめ
鞄はカビが生える
鞄は使ったあとに、ホコリや手垢など汚れを拭き取ってから保管しないと、カビが生えてしまいます。
カビは温度25~30℃・湿度80%以上の環境で増殖するので、特に雨などで濡れてしまった場合はそのまましまわずに乾かしてから片付けるようにしましょう。
自分でやると失敗しやすい
自分でカビを取ろうとすると、鞄の素材によっては色褪せてしまったり素材が傷んでしまう事があります。
鞄の寿命を縮めてしまう可能性もあるので、お気に入りやハイブランドの鞄などは無理せずクリーニングのプロにお願いした方が安心です。
鞄のクリーニングの料金・日数
料金相場はA4サイズで約12,000~20,000円
種類 | 料金相場 |
---|---|
皮革 | 約15,000~20,000円 |
キャンバス・ナイロン | 約12,000円 |
エナメル | 約19,000円~ |
ハイブランド(エルメスなど) | 約15,000~50,000円 ※要見積もり |
鞄クリーニングの料金は、種類・大きさ・ブランドによっても大きく違いますが、A4サイズのかばんの料金相場は上記の通りになります。
クリーニングだけならこの表の料金が目安になりますが、これに色補正やしみ抜きがプラスされると約1.5~2倍の料金になります。
ハイブランドの中でもエルメスの場合、バーキン・ケリーは40,000円前後、ボリード・プリュムは30,000円前後など鞄の種類によってクリーニング料金を設定している業者もあるので、まずは問い合わせてみてください。
日数は約2~5週間ほど
鞄クリーニングの仕上がりは、大体どの業者も約2~5週間ほどになります。
ただし、修理やカラーチェンジといったオプションも追加すると、上記の日数にプラス1~2週間かかります。
衣類と違って仕上がりまでに日数がかかるので、時間に余裕を持ってクリーニングに出しましょう。
どこが安い?鞄のクリーニングのおすすめ業者3つ
近所の店舗で頼むなら「ポニークリーニング」
引用:https://www.pony-cl.co.jp/
おすすめ度 | |
料金 | ※近くの店舗に確認 |
クリーニング日数 | ※近くの店舗に確認 |
宅配 | 不可 |
ポニークリーニングは首都圏・中京地区に780店舗を展開する大手クリーニングチェーンです。
宅配サービスも行っていますが、鞄のクリーニングは店舗のみの受付になり、料金は鞄によって違うので、近くの店舗へ問合せが必要です。
幅広い素材・種類に対応「白洋舎」
引用:http://www.hakuyosha.co.jp/
おすすめ度 | |
料金 | 3,000円~(税込) |
クリーニング日数 | ※要見積もり |
宅配 | 送料:1,600円 |
白洋舎も全国に店舗を展開している大手クリーニングチェーン店です。
色柄・ブランド問わずにバッグのクリーニングができ、ビニール、キャンバス地はもちろん、大きめのボストンバックや財布など、素材もサイズも幅広く取り扱っているのが特徴です。
料金に関しては鞄を送って見てから見積もりになり、ものによりますが大体3,000円~で対応してくれるとのこと。
皮革・ハイブランドなら「リナビス」
引用:https://rinavis.com/
おすすめ度 | |
料金 | 26,400円(税込) |
クリーニング日数 | 最短1ヶ月 |
宅配 | 送料無料(北海道・一部離島・沖縄除く) |
リナビスは店舗を持たない宅配専門のクリーニング業者です。
バッグコースは皮革・ブランド品のバッグに特化したコースで、洗い・傷の修復・色補正・仕上げまで全てセットになっています。
先ほど紹介した2つの業者と比べると料金は高額ですが、経験豊富な熟練の職人が1つずつ丁寧にメンテナンスを行ってくれるので、大切なバッグも安心して任せられます。
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鞄をクリーニングに出す際の注意点
中身の確認
紛失トラブルを避けるためにも、ポケットの中にペンや口紅など忘れ物がないか確認しましょう。
また、ほつれや破れている箇所があれば事前に伝えておく必要があります。
そのまま出してしまうと、クリーニング中にほつれが広がったり、穴が大きくなってしまう可能性もあります。
汚れが酷い場合は事前に相談する
汚れの状態が酷い場合、クリーニングに出しても完全にキレイにならない事もあります。
例えば、エナメルバッグの変色や色移りはクリーニングでは落ちません。
こういった場合は色修正をして元の色に近づけますが、完全には元に戻せないこともあります。
仕上がり後のイメージが違うとトラブルになる事もあるので、汚れが酷い場合はどれ位キレイになりそうか事前に相談してみましょう。
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鞄を自宅でお手入れする場合
素材によってお手入れ方法が違いますが、特に皮革の鞄は乾燥や水に弱いため、自宅でのお手入れが欠かせません。
皮革の鞄のお手入れに必要な物
- 皮革専用のブラシ
- 皮革専用のクリーム
- 柔らかいきれいな布
お手入れに使うのは、上記の3つです。
皮革用のブラシは大きく分けて、豚毛・馬毛の2種類がありますが、「艶を出したいなら豚毛」「埃やゴミを落とすなら馬毛」を基準に選びましょう。
クリームには保湿と艶出しの効果があり、乾燥によるひび割れを防いでくれます。
オイルタイプもありますが、皮革への浸透性が高いので扱いに慣れていないと、輪ジミができたり油分が多すぎてカビてしまう事もあるので初心者には不向きです。
お手入れの頻度は、鞄を毎日使う人は月1回、使用頻度の少ない人は3か月に1回を目安にしましょう。
皮革の鞄のお手入れ方法
- ブラシで鞄表面のホコリやゴミを落とす
- きれいな布にクリームを少量取って、薄く全体に伸ばす
- 薄く全体に塗って馴染ませたら、風通しの良い所で乾かす
- 最後に乾いた布で鞄全体を拭き取る
もし水に濡れてしまった場合は、すぐにタオルドライをして風通しの良い場所で自然乾燥しましょう。
ドライヤーや送風で乾かすと、ひび割れや傷みの原因になるので使わないように気を付けて下さい。
通気性の良いところで保管する
最初にも言いましたが、鞄にはカビが生えることがあります。
一度カビが生えると厄介なので、予防のためにも鞄は通気性の良い場所で保管しましょう。
クローゼットや押し入れにしまっている場合は、定期的に空気の入れ替えをしたり、除湿剤を置くもの効果的です。
また、箱や袋で保管している場合は、不織布の袋に鞄を入れ替えておくと通気性が良くなるので湿気対策にもなります。
大切な鞄はクリーニング出そう
鞄を長く良い状態で使うには、日頃のケアが欠かせません。
ただ、カビてしまったり汚れが酷い場合は、無理して自分でやると状況が悪化する事もあるので、すぐにクリーニングに出すようにしましょう。
鞄クリーニングのクーポンを発行している宅配クリーニング店もあるので、注文前に下記の記事でクーポンを確認してみて下さい。
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