靴のクリーニングは、種類によってはお手入れの方法を間違えてしまうと、シミができたり、変色したりすることがありますが、大事にしている靴やハイブランドの靴ほど、できるだけ長く大事に使っていきたいですよね。
そこでこの記事では、靴のクリーニングのお店の種類、クリーニングに出せる・出せない靴の種類、おすすめの靴のクリーニング店、料金の相場について徹底的に解説していきます。
現在靴のクリーニングに関して、困ってる人はぜひ参考にしてください。
靴はクリーニングに出せる?
結論から言うと、靴はクリーニングに出すことが可能です。
スニーカーはもちろん、革靴や、サンダル、ブーツなど基本的に大体のものはクリーニングが可能で、たとえ水虫原因菌のついた靴であっても対応してくれるお店もあります。
ただし、破損や劣化がひどい靴は、クリーニングによってさらに傷んでしまう可能性があるため、そういった靴をクリーニングに出す場合は、事前にクリーニング店に必ず確認するようにしましょう。
靴のクリーニングができるお店の種類
靴のクリーニングを行ってくれるお店は大きくわけて3つのタイプがあります。
- 靴修理専門店
- 店舗型クリーニング店
- 宅配クリーニング店
靴修理専門店
名前の通り、靴の修理やクリーニングを専門に行うお店です。
専門に行なっているお店のため、対応可能な靴の種類が多く靴の修繕も可能で、安心して任せることができ、直接気になる部分や希望なども伝えやすいのがメリットです。
一方で、店舗数が少ないため、住んでいる場所によってはそもそも近所に店舗が無いということがあります。
店舗型クリーニング店
一般的な衣類のクリーニング店です。
店舗型クリーニング店でも靴のクリーニングを受け付けているお店もあり、衣類のクリーニングと同じ感覚で出すことができます。
ただし、対応している靴の種類が限られている場合も多いので、クリーニング可能な靴の種類を事前に確認しておく必要があります。
宅配型クリーニング店
自宅にいながら注文から返却まで全てが完結する、宅配型のクリーニングサービスです。
宅配クリーニングは対応可能な靴の種類も豊富で、ネットで24時間注文ができ、さらに保管サービスを行っている業者も多いため非常に利便性が高いです。
また、2足で〇〇円!のようにセット料金になっているため、注文数が多いほど1足あたりがお得になります。
宅配クリーニングとは、宅急便を利用し、ネットで注文できる新しいタイプのクリーニングです。従来の店舗型のクリーニングと比べて、 自分で持ち運ばなくて済む 一度に大量の衣類を頼める 自分の好きなときに気軽にオーダー[…]
クリーニングに出せる・出せない靴の種類
クリーニングに出せる靴・出せない靴を簡単にまとめると以下の通りです。
クリーニングに出せる靴
- スニーカーモカシン、レザーブーツ類
- パンプス、ヒールなどの婦人靴
- ローファー、革靴などの紳士靴
- カビの生えた靴、臭いのある靴
クリーニングに出せない靴
- 明らかに破損している靴
- 劣化している合成皮革の靴
- 爬虫類(蛇など)の皮の靴
- 排泄物・嘔吐物が付着している靴
- スパンコールなどの装飾品が多数ついている靴
免責扱いになる可能性のある靴
- 製造から5年以上経過している古い靴
- 中敷きがはがれていたり接着タイプの靴
靴のクリーニングにかかる日数や料金相場
靴のクリーニングにかかる日数や料金は下記の通りです。
仕上がり日数は約1~2週間
店舗の種類 | 仕上がり日数 |
---|---|
靴修理専門店 | 4日~1週間 |
店舗型クリーニング店 | 10日~2週間 |
宅配クリーニング | 2~3週間 |
クリーニングの仕上がり日数は業者によって異なりますが、大体1週間~2週間ほどです。
急ぎの場合は靴修理専門店が仕上がりまで4日と早いですが、宅配クリーニングも特急便やお急ぎコースを使用すれば、約5日ほどで仕上がります。
料金相場は約2,200~8,800円
店舗の種類 | 1足あたりの料金 | オプション料金 |
---|---|---|
靴修理専門店 | 約2,200~8,800円 | 靴磨き:1,100円 |
店舗型クリーニング店 | 約2,200~7,700円 | 靴磨き:1,100円 |
宅配クリーニング | 約2,750~6,600円 | 保管:660~1,100円 |
料金相場は大体2,200~8,800円で、靴に修繕や特殊加工が必要な場合はこれにさらに追加料金がかかります。
靴専門店、店舗型クリーニング店は、革靴など一部の種類限定で「磨き」のみのサービスも実施しており、1足あたり1,100円程度で利用が可能です。
宅配クリーニングの場合は、1足あたり約660~1,100円で約半年間、靴を預かってもらうことができます。
宅配型の靴のおすすめクリーニング店3つ
ここまで靴のクリーニングの種類や料金相場などを紹介してきましたが、実際に靴のクリーニングを出すならどこがいいのかということがやはり気になるかと思います。
そこで、ここからはネット型の宅配クリーニングの中で
- 靴のクリーニングを取り扱っている
- 宅配クリーニングの中でも人気がある
以上の条件を満たす、おすすめの靴のクリーニング3社を紹介していきます。
とにかく料金が安い「美靴パック」
おすすめ度 | |
料金(2足コース) | 5,500円(税込) ※毎週先着100名様限定価格 |
仕上がり日数 | 14日~ |
保管 | 最大7ヶ月 ※1足あたり660円 |
送料 | 無料(佐川急便に限る) ※北海道、沖縄、離島は別途 |
美靴パックは、とくにかくコスパに優れた靴の宅配クリーニングです。
毎週先着100名の数量限定ですが、このキャンペーンを利用すると、どんな種類の組み合わせでも2足5,500円という業界最安値でクリーニングができます。
また「撥水加工」や「最適仕上げ」といったオプションが充実しているうえに、保管サービスもあり、1足につき追加料金660円で最大7ヶ月まで保管してくれます。
まとめて出すor保管サービスなら「靴リネット」
おすすめ度 | |
料金(2足コース) | ライト:1足あたり3,828円 スタンダード:1足あたり7,128円 スペシャル:1足あたり8,228円 |
仕上がり日数 | 14日~ |
保管 | 最大9ヶ月(1足あたり1,100円) |
送料 | 利用料金3,300円以上で無料 ※北海道、沖縄は4,400円以上で無料 |
靴リネットは宅配クリーニング大手「リネット」の靴クリーニング専門サイトで、スポーツシューズやムートンブーツ、革靴など様々な種類の靴に対応しています。
コースは3種類あり、それぞれ無料オプションの内容が異なりますが、人気のスタンダードプランでは消臭&除菌に加え、補色やしみ抜きのブラッシングも行ってくれます。
1足あたり1,100円で最大9ヶ月まで預けることができるので、靴が多くて収納や管理に悩んでいる人やまとめて靴をクリーニングに出したい人には特におすすめです。
CMや雑誌で有名な宅配クリーニングの「リネット」は1点からでもクリーニングに出すことができ、手軽に利用しやすいのが魅力です。今回はそんな「リネット」で実際に冬服・夏服合わせて7点のクリーニングをお願いしてみたので、この記事では注文か[…]
革靴やブランドの靴なら「リナビス」
おすすめ度 | |
料金(1足あたり) | 18,500円 |
仕上がり日数 | 約1ヶ月 |
保管 | なし |
送料 | 無料 ※北海道、沖縄、一部離島は別途 |
リナビスの靴コースは、洗いから傷や汚れの修復、色補正、仕上げまで全てがセットになっています。
全ての工程が革製品に精通した職人の手作業で行われていて、革靴はもちろん、ムートンやブランド品のパンプスなどにも対応しています。
料金は高めですが、色褪せや擦れが気になる靴や大切な靴のクリーニングに最適です。
「宅配クリーニング」はお店に出向かなくても家にいてクリーニングが利用でき便利だと評判は耳にしますが、実際に体験してみないとその良さは中々わかりません。ちょうど衣替えをしてクリーニングに出したい衣服がまとまっていたので、今回思い切って[…]
靴をクリーニングに出す際の注意点
靴をクリーニングに出す際の注意点は以下の2点です。
- クリーニングに出せる素材・状態かを確認する
- どれぐらい汚れが落ちるかを事前に聞く
クリーニングに出せる素材・状態かを確認する
前述の通り、素材や状態によってはクリーニングに対応していない素材もあるので、出そうとしている靴の素材を取り扱っているか事前に確認しておくことが大事です。
例えば、スパンコールや装飾品がたくさんついている靴は、洗浄中に取れてしまう可能性があるため、取り扱い除外品としているところもあります。
また、「劣化が激しい靴」、「クリーニング前後で状態が変わらないと予想される靴」もクリーニングができない可能性があるので、そういった靴を出す場合は必ず一度確認しておきましょう。
どれぐらい汚れが落ちるかを事前に聞く
プロが行うクリーニングでも、やはりシミ抜きや補色などには限界があります。
例えば、ヘアカラー剤やインク類によってできたシミは落とせませんし、補色も起毛素材やエナメル地など表面が銀面でないものはできません。
汚れに関しても状態によっては、自分が希望する仕上がりにならない事もあるので、汚れなどがひどい場合は事前にどこまで対応しているかや、どの程度まで落ちるかを問い合わせておくと安心です。
靴はコインランドリーで洗える?スニーカー以外はやめた方が良い
最近はコインランドリーでも靴のクリーニングができるところが増えており、中には専門のマシンを導入しているところもあります。
スニーカーや布靴の場合、こういったコインランドリーのマシンでも気軽に洗うことができますが、ムートン、スエードなどは洗えても乾燥が難しく、万が一失敗すると、シミができてしまったり変色してしまうことがあります。
なので、このような難しい素材の靴に関しては、コインランドリーではなくクリーニングのプロに任せた方が良いと言えるでしょう。
大切な靴ほどクリーニングに出そう
少し長くなりましたが、改めて今回のポイントをまとめると下記の通りです。
- 激しく劣化していない限り、大抵の靴はクリーニングに出せる
- 靴のクリーニングは店舗・靴修理店・宅配クリーニングの3種類
- ネットで完結する宅配クリーニングがおすすめ
靴の種類によっては、自分でお手入れするのが難しいこともあるので、お気に入りの靴ほどプロに依頼することが大切です。
靴箱に空きスペースがない人や靴の管理が難しい人は、保管サービスのある宅配クリーニングを利用しましょう。