仕事や冠婚葬祭、ちょっとしたパーティーから学校にプライベートまで、さまざまなシーンで着用するスカート。
普段のスカートのクリーニングはどのようにしているでしょうか?
今回はスカートのクリーニングについて気になるクリーニングの頻度からクリーニング相場や価格、さらにはクリーニングの際のオプションについて紹介します。
スカートのクリーニング頻度について
スカートをクリーニングをするタイミングは、素材や使用頻度によって異なります。
デニム素材やスウェット素材などのカジュアルな素材のスカートは自宅で洗濯機などで洗うことができますが、スーツのスカートや、ドレスのようなスカート、制服のスカートは自宅で洗うと型くずれの原因になり、手入れも大変です。
頻繁に着用するスカートの場合
スーツや制服をはじめとした普段使いをするスカートは最低でも1ヶ月に1度はクリーニングに出した方がいいでしょう。
特に制服のスカートは、汚れやすいため2週間~1ヶ月に1回はクリーニングに出す方が望ましいです。
制服のひだなど、クリーニングをすることによって取れにくくなるため、定期的なクリーニングをしましょう!
着用回数が少ないスカートの場合
冠婚葬祭やパーティーなどで着用するスカートは着用の度にクリーニングに出した方がいいでしょう。
冠婚葬祭などは着用頻度は少ないですが、スカートに汚れがついたまま保管してしまうとそのままシミになってしまいます。
時間がたったシミは落ちにくく、生地の傷みの原因になってしまいます。
そのため、着用頻度の少ない冠婚葬祭用のスカートは、着用の度にクリーニングに出すようにしましょう!
スカートのクリーニングの料金相場は?店舗&宅配と比較
スカートのクリーニング相場は店舗やスカートの素材によって異なります。
店舗でのクリーニングの場合 | 宅配クリーニングの場合 | |
---|---|---|
スーツや制服のスカート | 400~700円程度 | 500~700円程度 |
プリーツスカート・フレアスカート | 700~1200円程度 | 800~1500円程度 |
スカートのクリーニング料金は、スカートのタイプによって異なります。
特にレース素材やフレア素材、細かなひだがついたプリーツスカートなどは、スーツのスカートに比べて店舗も宅配も1.5倍くらいの価格になります。
また、スカートのクリーニングはつけるオプションによって料金が大きく異なります。では、スカートのクリーニングにはどのようなオプションがあるのかを見ていきましょう。
スカートのクリーニングのオプションは?種類や価格を調査
スカートのクリーニングをする際に、つけておくと便利なオプションがあります。では、クリーニングのオプションの種類とその効果について説明していきましょう!
デラックス(ロイヤル)クリーニング
ブランド品や効果で繊細な素材のスカートのクリーニングの際に適用したいオプションです。
素材の風合いをそのままに、ワンランク上の丁寧な仕上がりになります。
防虫・防カビ加工や下貫はもちろん、多少の糸のほつれなど料金内で行ってくれます。
店舗によっては、仕上げに不織布で包装してくれるので、クリーニング後の保管に非常に便利です。
撥水加工
裾が汚れやすいロングスカートや、雨などにぬれる可能性があるスーツや制服におすすめなのが撥水加工です。
生地に樹脂加工を行い、水や汚れをはじくためスカートのクリーニング頻度を少なくすることもできます。
静電気防止加工
フレアスカートや薄い素材で足にまとわりつきやすい種類のスカートにおすすめなのが静電気防止加工です。
静電気防止加工を施すことによってほこりや花粉の付着も防止できます。
シロセット加工
ウール素材のプリーツスカートにおすすめなのがシロセット加工です。
通常、ウール素材の折り目は水に濡れるとひだが取れやすくなってしまいますが、シロセット加工にすることでスカートのひだがより長く持続します。
しみ抜き加工・汗抜き加工
しみ抜き加工は汚れやシミなどを除去する加工です。ロングスカートなど、裾が汚れやすいスカートなどにおすすめのオプションです。
汗抜き加工は汗染みが目立ちやすい素材のスカートや、夏場にスカートを着用した際につけておきたいオプションです。
特に喪服などの濃い色のスカートや白いスカートなどは時間が経つと汗染みが目立ちますので、早めにクリーニングに出しましょう。
オプション料金一覧表
オプションの料金を一覧にしてまとめました。
デラックス(ロイヤル)クリーニング | クリーニング価格の1.5~2倍程度 |
撥水加工 | 500~700円程度 |
静電気防止加工 | 300~500円程度 |
シロセット加工 | 600~1000円程度 |
しみ抜き加工 | 500~1000円程度(範囲や汚れによる) |
汗抜き加工 | 400~700円程度 |
店舗によって少々の差がありますが、店舗クリーニングと宅配クリーニングではオプション料金にはさほど差がありません。
ぜひ手持ちのスカートの状態に合わせて、適切なオプションメニューを選びましょう。
スカートのクリーニング日数の目安は?
スカートのクリーニングをする際の目安の日数は依頼する店舗にとって異なります。
- 店舗クリーニングの場合:1日~1週間
- 宅配クリーニングの場合:3~10日間
クリーニングの日数は付帯するオプションや店舗の混雑状況によって異なります。
宅配クリーニングの場合は集荷と配送の日数がプラスされるため、通常のクリーニングの日数に2~3日程プラスされますので、急ぎの場合は特急仕上げなどを選択しておけば安心です。
スカートをクリーニングする際の注意点
スカートをクリーニングに出す際に気を付けておきたいポイントをいくつか紹介します。
クリーニングに出す前に注意すべき点
- スカートの形や素材を把握する
- ほつれや汚れのチェックと修繕
- 付属品や装飾の保護
1つ目のポイントは「スカートの形や素材を把握する」です。スカートは素材や形によってクリーニング料金が異なります。
適切なクリーニング方法やオプションを選ぶ際に重要なポイントとなるのでしっかりと把握しておきましょう。
2つ目の「ほつれや汚れのチェックと修繕」はスカートにほつれがある場合は、クリーニングによってほつれが広がってしまう場合があります。
そのため、クリーニングに出す際には事前にほつれやほころびを繕っておくのが大事です。
また、しみ抜きなどを依頼する際には汚れが落ちているか確認するため、糸などで目印をつけておきましょう。
3つ目の「付属品や装飾の保護」はスカートに付属しているリボンやチェーンなどの装飾はあらかじめ外しておくと、紛失などのトラブル防止になります。
また、ラインストーンやレースなど、繊細な装飾がある場合は、クリーニングを依頼する店舗に相談して適切なクリーニング方法を選択しましょう。
クリーニング後に注意すべき点
- 陰干しして湿気を除去
- 仕上がりチェック
- 防虫・湿気対策をしてハンガーに吊るして保管
1つ目の「陰干しして湿気を除去」は、クリーニングから戻ってきたスカートをそのまましまい込むのは湿気が残ってしまうのでNGです。
ビニールを外して、陰干しして完全に乾燥させてから収納するようにしましょう。
2つ目の「仕上がりチェック」は、スカートに付属品や装飾が付いている場合は、紛失や破損がないかしっかりとチェックしましょう。
また、しみ抜きを依頼した場合はしみのあった箇所を確認するのも重要です。
3つ目の「防虫・湿気対策をしてハンガーに吊るして保管」は非常に大事です。
スカートはたたんで保管するとしわがついてしまいますので、保管する際にはハンガーで吊るして、しわが付かないようにしてください。
また、保管する際にはクローゼットに防虫剤や除湿剤を入れましょう。
まとめ
スカートをクリーニングに出す際のポイントは以下の通りです。
- スカートは使用頻度によってクリーニング周期が異なる
- スカートの素材や形によってオプションを選択
- クリーニング料金はスカートの形やひだの数、素材によって異なる
- クリーニング日数は1日~1週間程
- 宅配クリーニングはプラス3日程で急ぎの場合は特急仕上げを依頼
- クリーニングに出す際にはスカートの状態を把握しておく
- クリーニング後はハンガーに吊るしてしっかりと保管
スカートはきちんとクリーニングすることによって、きれいな状態のまま長く着続けることができます。
正しいクリーニング方法を覚えて、さまざまなシーンでスカートのコーディネートを楽しみましょう!