コンテナを購入・設置しようと思ったとき、最初にぶつかるのが「サイズ選び」です。
海上コンテナには6フィートから40フィートまで複数のサイズがあり、さらに高さの違い(ノーマル・ハイキューブ)もあるため、初めての方には違いがわかりにくいのが正直なところです。
サイズを間違えると「思ったより狭くて使いにくい」「大きすぎて敷地に入らない」といった失敗につながります。逆に、用途に合ったサイズを正しく選べば、コスパの良い収納・作業スペースが手に入ります。
この記事では、コンテナの全サイズの外寸・内寸・重量・容量を一覧表で比較し、サイズごとの向いている用途まで具体的に解説します。
この記事でわかること
- 6ft・10ft・12ft・13ft・20ft・40ft 全サイズの寸法一覧
- ノーマルとハイキューブの違い
- 各サイズに「何がどれくらい入るか」の収納量の目安
- 設置に必要なスペース(搬入経路を含む)
- 用途別のおすすめサイズ
コンテナ全サイズ寸法一覧表
まずは全体像を把握しましょう。以下の表は、海上コンテナの主要サイズの外寸・内寸・重量をまとめたものです。
| サイズ | 外寸(長×幅×高) | 内寸(長×幅×高) | 自重(約) | 内容積(約) |
|---|---|---|---|---|
| 6ft | 1,790㎜ × 2,420㎜ × 2,180㎜ | 1,709㎜ × 2282㎜ × 1,989㎜ | 約700kg | 約9㎥ |
| 10ft | 2,991㎜ × 2,438㎜ × 2,591㎜ | 2,923㎜ × 2,318㎜ × 2,366㎜ | 約1,200kg | 約15㎥ |
| 12ft | 3,658㎜ × 2,438㎜ × 2,591㎜ | 3,590㎜ × 2,318㎜ × 2,366㎜ | 約1,500kg | 約19㎥ |
| 13ft | 4,197㎜ × 2,438㎜ × 2,591㎜ | 3,900㎜ × 2,330㎜ × 2,380㎜ | 約1,500kg | 約21㎥ |
| 20ft(ノーマル) | 6,058 ㎜ × 2,438㎜ × 2,591㎜ | 5,898 ㎜ × 2,350 ㎜ × 2,390 ㎜ | 約2,200kg | 約33㎥ |
| 20ft(ハイキューブ) | 6,058 ㎜ × 2,438㎜ × 2,896 ㎜ | 5,898 ㎜ × 2,350 ㎜ × 2,698 ㎜ | 約2,400kg | 約37㎥ |
| 40ft(ノーマル) | 12,192㎜ × 2,438㎜ × 2,591㎜ | 12,034㎜ × 2,350 ㎜ × 2,390 ㎜ | 約3,800kg | 約67㎥ |
| 40ft(ハイキューブ) | 12,192㎜ × 2,438㎜ × 2,896 ㎜ | 12,034㎜ × 2,350 ㎜ × 2,698 ㎜ | 約4,000kg | 約76㎥ |
※ 寸法はメーカーや製造時期によって若干異なる場合があります。正確な寸法は商品ページまたはお問い合わせにてご確認ください。
ノーマルとハイキューブ、何が違う?

同じフィート数でも、コンテナには「ノーマル」と「ハイキューブ(HC)」の2つの高さがあります。
ノーマルタイプの高さは外寸で約2,591mm(約2.6m)、ハイキューブは約2,896mm(約2.9m)です。その差は約30cmですが、実際に中に入ってみると体感の広さはかなり違います。
ハイキューブを選んだ方がいいケース
コンテナの中で人が立って作業する場合は、ハイキューブが断然おすすめです。ノーマルタイプの内寸の高さは約2.4mで、身長170cm以上の方だと圧迫感を感じることがあります。ハイキューブなら内寸の高さが約2.7mあるので、頭上に十分な余裕が生まれます。
また、断熱材や内装を施工する場合、壁や天井に数cmの厚みが加わるため、ノーマルだと天井がさらに低く感じます。店舗・事務所・趣味部屋など、人が過ごす空間として使うなら、ハイキューブを選んでおくと後悔しません。
ノーマルで十分なケース
荷物の保管だけが目的で、中に長時間滞在しないのであればノーマルタイプで問題ありません。農機具や建設資材の倉庫、季節用品の保管などはノーマルタイプが多く選ばれています。ノーマルの方が流通量が多いため、中古の在庫も見つかりやすいメリットがあります。
サイズ別・向いている用途と「何がどれくらい入るか」
サイズ表だけ見てもイメージが湧きにくいと思いますので、各サイズごとに「具体的に何がどれくらい入るか」と「向いている用途」を解説します。
6フィートコンテナ ― 庭に置ける最小サイズ
外寸の長さは約1.8mで、畳1枚分の奥行きのイメージです。自宅の庭や駐車場の空きスペースに設置でき、釣り道具・キャンプ用品・園芸道具・灯油タンクなど、家の中に置きたくない物の保管に向いています。
収納量の目安は、段ボール箱(Mサイズ)なら約30〜40箱程度です。
10フィートコンテナ ― 物置・バイクガレージに最適
外寸の長さは約3.0mで、軽トラック1台分とほぼ同じサイズ感です。タイヤや工具の保管、小型バイク1台のガレージとして人気があります。住宅街でも圧迫感が少なく、近隣への配慮が必要な場所でも比較的設置しやすいサイズです。
12フィートコンテナ ― 建築確認が不要になるケースも
外寸の長さは約3.6mで、10フィートでは少し手狭だけれど20フィートほどの広さは要らない、という方に選ばれています。
12フィート以下のコンテナは床面積がおおむね10㎡以下になるため、建築確認申請が不要となるケースがあります(地域や条件によります)。この手続き面のメリットから、趣味部屋・小さな事務所・DIYの作業場として個人の方からの人気が高いサイズです。
13フィートコンテナ ― バイクガレージの本命
外寸の長さは約4.2mで、12フィートより50cm長くなります。この50cmの差が、大型バイクの収納では意外と大きな違いを生みます。大型バイク2台を並べて置き、さらに工具や整備用品を収納するスペースが確保できます。
ハレコンテナでは13フィートのシャッター付きモデルがバイクガレージとして特に人気で、順番待ちが出るほどの売れ筋です。
20フィートコンテナ ― 最も流通量が多い定番サイズ
外寸の長さは約6.0mで、乗用車1台がすっぽり入る広さです。世界の海上輸送で最も多く使われているサイズであり、中古の流通量も圧倒的に多いため、選択肢が豊富で価格も安いのが大きな利点です。
用途は非常に幅広く、倉庫・ガレージ・資材保管・農機具倉庫・作業場・事務所・店舗まで対応できます。「迷ったら20フィート」と言われるほどのバランスの良さが魅力です。
収納量の目安は、一般的な引っ越し段ボール(Mサイズ)で約150〜180箱。4人家族の家財道具がほぼ収まるイメージです。
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40フィートコンテナ ― 圧倒的な収納力
外寸の長さは約12.0mで、20フィートの2倍のスペースがあります。大型トラック1台分の荷物をそのまま収められるサイズ感で、建設現場の資材倉庫、農業法人の農機具保管、工場の部品ストック、イベントの機材保管など業務用途を中心に選ばれています。
ただし、搬入にはトレーラーとラフタークレーンが必要で、設置場所の前面道路にも一定の幅が求められます。購入前に搬入経路の確認が必須です。
設置に必要なスペースはどれくらい?

コンテナ本体のサイズだけでなく、設置には以下のスペースが必要です。
コンテナ本体の設置面積
コンテナの幅は全サイズ共通で約2.4mです。長さはサイズによって1.8m〜12.0m。設置面積は「長さ × 2.4m」で計算できます。たとえば20フィートなら6.0m × 2.4m = 約14.4㎡(約4.4坪)です。
搬入に必要な周囲のスペース
コンテナはクレーン付きトラック(4tユニック車)またはトレーラー+クレーンで搬入します。そのため、コンテナ本体の設置スペースに加えて、トラックが進入・停車できる前面道路の幅と、クレーンのアームが旋回できる上空の余裕(約9m)が必要です。
目安として、前面道路の幅が4m以上あれば搬入できるケースが多いです。40フィートはトレーラーでの搬入となるため、前面道路の幅が6m以上必要になります。
※コンテナの設置は基本的に真横降ろし(水平)のみとなります。
「うちの敷地に置けるかな?」と不安な場合は、設置場所の住所をお伝えいただければ、搬入の可否をプロが確認します。
用途別おすすめサイズ早見表
| 用途 | おすすめサイズ | ポイント |
|---|---|---|
| 庭の物置(個人) | 6ft〜12ft | 狭い庭でもOK。12ft以下なら建築確認が不要な場合も |
| バイクガレージ | 12ft〜13ft | シャッター付きがおすすめ。盗難対策にも有効 |
| 車庫・大型ガレージ | 20ft | 乗用車1台+工具棚が収まる |
| 会社の資材倉庫 | 20ft〜40ft | 保管量に応じて選択。複数台並べる方法も |
| 農機具保管 | 20ft〜40ft | トラクターなど大型機材は40ftが安心 |
| 趣味部屋・DIY作業場 | 12ft〜20ft | 人が過ごすならハイキューブ+断熱がベスト |
| カフェ・店舗・事務所 | 20ft〜40ft | JIS規格コンテナが必要。建築確認申請に対応 |
サイズ選びでよくある失敗と対策
失敗①「ギリギリのサイズを選んで手狭になった」
コンテナの中にぴったり物が入っても、出し入れのための通路スペースがないと実用性が大きく下がります。収納したい物の量から計算するときは、実際に必要な容積の1.3〜1.5倍のサイズを選ぶのがコツです。迷ったら一つ上のサイズを選んでおくと、あとから「もう少し大きければよかった」という後悔を防げます。
失敗②「搬入経路を確認しなかった」
コンテナは完成品の状態でトラックに載せて運ばれるため、搬入経路に十分な幅と高さがないと設置できません。特に住宅街では電線や街路樹、隣家の塀などが障害になるケースがあります。購入前に必ず設置場所の写真を販売業者に送って、搬入の可否を確認してもらいましょう。
失敗③「高さを考えずにノーマルを買った」
「作業場として使うつもりだったのに、天井が低くてストレスを感じる」というケースは意外と多いです。コンテナの中で人が活動する用途なら、最初からハイキューブを選ぶのが正解です。価格差は数万円程度なので、後悔のコストを考えればハイキューブへの投資は十分に見合います。
よくある質問
Q. コンテナの幅はどのサイズも同じですか?
はい、海上コンテナの幅は全サイズ共通で約2.4m(8フィート)です。これは国際規格(ISO)で統一されているためです。サイズの違いは主に「長さ」と「高さ」で生まれます。
Q. ハイキューブはどのサイズにもありますか?
一般的に流通しているハイキューブは20フィートと40フィートです。10フィートや12フィートにもハイキューブ仕様は存在しますが、流通量が限られるため在庫状況は販売業者に確認するのが確実です。
Q. コンテナの重さで地面が沈むことはありますか?
空のコンテナでも1トン以上あるため、軟弱な地盤の場合はコンクリートブロックや鉄板を敷くなどの対策が必要です。設置前に地面の状態を確認し、必要に応じて基礎工事を行いましょう。
Q. 各サイズの価格はいくらくらいですか?
サイズ別の最新価格は「コンテナの価格相場一覧」の記事で詳しくまとめています。6ftの中古で約16万円〜、20ftの新品で約40万円〜が目安です。
まとめ:サイズは「何を入れるか」と「どう使うか」で決まる
コンテナのサイズ選びは、単に「大きい方が安心」ではなく、用途・設置場所・予算の3つのバランスで決めるのがポイントです。
- 庭の物置に → 6ft〜12ftがコンパクトで設置しやすい
- バイクガレージに → 13ft シャッター付きが出し入れラクラク
- 倉庫・作業場に → 20ftが定番でコスパ◎
- 大容量の業務用に → 40ftで圧倒的な収納力
- 店舗・事務所に → JIS規格コンテナで建築基準法に対応
- 人が過ごす用途に → ハイキューブを選んでおくと快適
実際のコンテナの大きさは、写真や数字だけではなかなか実感しにくいものです。ハレコンテナでは愛知県弥富市の自社ヤードで各サイズの実物をご覧いただけます。
サイズ選びに迷ったらお気軽にご相談ください
「何を入れたいか」「設置場所の広さ」をお伝えいただければ、最適なサイズをご提案します。
設置場所への搬入が可能かどうかの確認も無料で承ります。
電話でのご相談:052-766-5783(平日9:00〜18:00)

