布団の中では比較的長持ちで、丈夫な羽毛布団ですが、やはり毎日使っていればおのずと汚れは溜まってきます。
衣類とは違ってかさばる羽毛布団は自宅で洗うのが難しいですが、専門の布団クリーニングを利用すれば、簡単に綺麗にすることが可能です。
この記事では、そんな羽毛布団をクリーニングの方法・料金相場から、実際に出す頻度や注意点などといった、羽毛布団のクリーニングに関する情報をまとめて紹介していきます。
羽毛布団のクリーニングの料金相場は?
羽毛布団のクリーニング料金は、サービス形態ごとに料金相場が異なります。
- ネットでの宅配クリーニング
- 実店舗型のクリーニング
宅配クリーニングでの料金相場
宅配クリーニングの料金相場は、1枚あたり税込4,070〜9,680円です。
2枚以上まとめて出すと、1枚あたり税込4,070〜6,490円台に設定されている場合もあるため、家族の布団を複数枚まとめて出すのがおすすめです。
店舗に持ち込む場合より1,000円ほど高い傾向があります。
店舗型クリーニングでの料金相場
実店舗での羽毛布団クリーニングの料金相場は、1枚あたり税込3,300〜7,700円ほどです。
複数枚出すときや、自宅からの距離が離れていると少し手間はかかりますが、宅配クリーニングと比べると料金は安い傾向があります。
羽毛布団をクリーニングに出す頻度について
羽毛布団のクリーニングの頻度は大まかに言うと下記の通りです。
- 本体:2〜3年に1回
- カバー:2~3週間に1回
ひどい汚れがない場合は2〜3年に1回程度でOK
羽毛布団は吸湿性・放湿性の両方に優れており、そんなに手間をかけなくても快適に使用できる寝具ですので、ひどい汚れがなければ、2〜3年に1度の頻度でクリーニングに出すくらいでOK。
あまり頻繁に洗ってしまうと羽毛の油分が失われてしまい、弾力性や保温性が無くなってしまいます。
布団カバーの洗濯と天日干しは頻繁に
布団自体は前述の通り2,3年に一度のクリーニングで大丈夫ですが、布団カバーは頻繁に洗濯しておきましょう。
期間はあくまでも目安ですが、最低でもカバーは2〜3週間に1度洗濯を行うのと、ダニの予防のためにも月に1〜2回は、天日干してメンテナンスを行うのも大切です。
羽毛布団のクリーニングにかかる日数
羽毛布団のクリーニングにかかる日数は、宅配クリーニングか実店舗かによって異なります。
宅配クリーニングの仕上がり日数は約7~10日
インターネットから申し込むタイプの宅配クリーニングにかかる日数はおおむね1週間〜10日です。
ただし、衣替えの6月~9月は繁忙期となるため、この時期は仕上がりに3週間〜1ヶ月程度かかる可能性があります。
実店舗持ち込みでの仕上がり日数は約2週間
実店舗で羽毛布団をクリーニングしてもらう場合は通常2週間ほどです。
こちらも繁忙期はもう少し日数がかかる可能性があります。
羽毛布団クリーニングはどこがおすすめ?人気の3社
羽毛布団は店舗型よりも宅配クリーニングの方が手間がかからず、場所も選ばないので、最近では宅配クリーニングを利用してクリーニングを依頼している方が多いです。
ここでは、そんな宅配クリーニング業者の中でも特に人気のおすすめ3社を紹介します。
- ふとんリネット
- しももとクリーニング
- リビナス
人気No.1!安くて気軽な「ふとんリネット」
羽毛布団の枚数 | 金額(税込) | 1枚あたり |
---|---|---|
1枚 | 9,680円 | 9,680円 |
2枚 | 12,980円 | 6,490円 |
3枚 | 14,080円 | 4,694円 |
4枚 | 16,280円 | 4,070円 |
ふとんリネットは、宅配クリーニングサービスの中でも特に料金が安く、出し方も簡単なので、羽毛布団をクリーニングに出すのが初めての方も安心して利用することができます。
クリーニング費用は1枚あたり9,680円~で、枚数が増えるほど1枚あたりの料金は安くなっていくのが特徴です。
丁寧に個別洗い!「しももとクリーニング」
羽毛布団の枚数 | 金額(税込) | 1枚あたり |
---|---|---|
1枚 | 9,680円 | 9,680円 |
2枚 | 12,980円 | 6,490円 |
3枚 | 16,280円 | 5,427円 |
しももとクリーニングは合成洗剤を使わず、無添加石けんで、完全個別洗いをしてくれます。
漂白剤を使用せず、抗菌、防ダニ加工サービス等も行っていないので、デリケートな肌を持つ方や赤ちゃんに特におすすめです。
品質を重視したい方や高級布団を洗いたい場合は「リビナス」
羽毛布団の枚数 | 金額(税込) | 1枚あたり |
---|---|---|
1枚 | 9,680円 | 9,680円 |
2枚 | 12,980円 | 6,490円 |
3枚 | 14,190円 | 4,730円 |
4枚 | 16,280円 | 4,070円 |
リナビスは品質を重視したい方や高級布団を洗いたい場合におすすめの宅配クリーニング会社です。
1回で注文できる最大枚数は4枚までですが、2枚目以降グッと1枚あたりの料金がお得になります。
布団はシングルサイズしか取扱いがなく、ダブル・クイーン・キングサイズの布団は出せないので注意が必要です。
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羽毛布団をクリーニングに出す時の注意点
実際に羽毛布団をクリーニングに出す際は、以下の3点に注意してください。
- ほころびの確認
- 汚れの種類と箇所の確認
- 側生地の素材確認
ほころびの確認
側生地にほころびがないか確認します。
少しでもほつれ部分や破損があると、中から羽毛が飛び出してしまいますし、たとえ小さな穴でもクリーニングで洗っている最中に大きく広がってしまう可能性があります。
なので、依頼する前によく確認し、万が一ほころびがあった場合は、補修布をアイロンで貼り付けておきましょう。
ただし、羽毛布団の側生地は羽毛が飛び出さないようにダウンプルーフ加工(目詰め加工)を施してあるので、ここは絶対に針などで縫わないようにしてください。
汚れの種類と箇所の確認
布団カバーを使用していれば、ひどく汚れることはありません。
しかし、襟元は汚れがつきやすく、特に小さなお子さんやペットがいる場合はよだれなどにシミになっていることもあります。
なので、クリーニングに出す前はどこが汚れているのかを確認し、お店にキチンと伝えられるようにしておきましょう。
側生地の素材確認
羽毛布団はクリーニング店であれば丸洗いはできますが、側生地にシルクが使われている場合は注意が必要です。
シルクは洗うと縮む特徴があるので、タグを確認し、シルクが使用されている場合は事前に電話やメールでクリーニングが可能かを確認しておくようにしてください。
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クリーニング後の保管方法について
羽毛布団をクリーニングし終えたら、以下のようにして保管をしておきましょう。
ビニール袋から出す
クリーニングした羽毛布団は、配送時の汚れ防止のため、ビニール袋に入っています。袋に入れたままだと湿気がこもってしまい、ダニやカビの発生原因となります。なるべく早めに袋から出して陰干しし、布団全体に空気を通してから保管しましょう。
布製の袋に入れる
クリーニング後に長期間使用しない場合は、羽毛布団は通気性のよい布製の袋に入れて収納します。羽毛布団用の収納バックを使用してもいいですし、羽毛布団を購入した際に入っていた袋でも大丈夫です。収納する際に、袋の口を2〜3センチ程度開けておくと湿気がこもるのを防げます。また、防虫剤を一緒に入れておくのもおすすめです。
保管サービスを利用する
羽毛布団の宅配クリーニングを利用した際には、クリーニング後に半年から1年の保管サービスを追加できる業者もあります。収納スペースが限られている、保管はプロに任せたいという方におすすめです。
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まとめ
- 羽毛布団のクリーニングの料金相場は4,070〜9,680円
- 羽毛布団のクリーニングは大まかに2種類の形態がある
- 平均的な仕上がり日数は1〜2週間
- もっとも料金が安くクリーニングに出せるのはふとんリネット
- クリーニングに出す際はほころびに注意する
これまで紹介してきたように、羽毛布団のクリーニングは利用するサービスや、お店によって料金や出し方などが異なります。
ぜひ今回の記事を参考に最適なクリーニングのお店を選んでみてくださいね。
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