普段着ている衣類には、自宅で洗えるものとそうでないものがありますよね。
一般的に自宅で洗えない場合はクリーニングに出すことになりますが、衣類の種類や状態によってクリーニングに出す頻度はそれぞれ違うんです。
正しいクリーニングの頻度を知り、衣服に合ったクリーニングを実践していきましょう。
衣服のクリーニングの頻度の目安とは?
まずは基本的なクリーニングの頻度の目安の知識を解説します。
衣服の種類・状態によってクリーニングの頻度の目安は異なる
クリーニングに出す頻度の目安は一般的には下記のように、
- 頻繁に着る服=1ヶ月に1回
- あまり着ない服=着用後すぐ
で考えますが、もちろん衣服の種類・状態・ライフスタイルなどによって異なります。
よく着る衣服をその都度クリーニングに出せば生地が傷みやすくなりますし、反対に忙しいからと言って付いた汚れをそのままにすれば黄ばみ・黒ずみの原因になるので、衣服の状態や着用頻度でクリーニングに出すタイミングを考えることが大事です。
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クリーニングに出すべき衣服とは
まず以下のような衣服はクリーニングに出したほうが良いです。
- 洗濯機など家庭で洗うことが出来ない服
- スーツや制服など型崩れしやすい服
- シャツなどの黄ばみやすい服
- 年に数回しか着ない服
- 高級な服や特殊な素材を使用している服
基本的にこうした服は「着用後に汚れが気になる」と感じた時がクリーニングに依頼するタイミングです。
衣服の汚れは時間が経つほど落ちにくくなってしまうため、「時間が無くてなかなかクリーニング店に行けない!」という人は24時間受付可能である宅配クリーニングのリナビスなどを利用するとよいでしょう。
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種類別のクリーニング頻度
クリーニングに出すことの多い衣服の頻度と、おすすめのオプションは下記の通りです。
種類 | 頻度 | おすすめのオプション |
---|---|---|
スーツ | 夏場:2週間に1回 それ以外:1シーズンに1回 | 夏場:汗抜き加工 冬場:静電気防止加工 |
コート | シーズン中に1~2回 シーズンの終わり | 撥水加工 |
ワイシャツ | 1ヶ月に1回 | しみ抜き |
ズボン | 礼服の場合:着用後すぐ 普段用のズボン:2週間~1ヶ月に1回 あまり履かないズボン:折り目が薄くなってきた頃 | 折り目加工 撥水加工 |
ワンピース | 冠婚葬祭用やおしゃれ着:着用後すぐ 長期間保管してたもの:着用前・着用後 | プリーツがある場合はプリーツ加工 |
着物 | 着用後すぐ | しみ抜き 汗取り |
スーツをクリーニングに出す頻度
- 夏場=2週間に1回
- 夏場以外=1シーズンに1回
夏場はスーツが汗で汚れてしまうため、他のシーズンに比べるとクリーニングの頻度は多くなりますが、あまり頻繁に洗いすぎると生地が傷んでしまうので2週間に1回の頻度でクリーニングに出すことが望ましいです。
またクリーニングに出す際は、ネクタイなどの小物類も一緒に出しておくようにしましょう。
オプションを付ける場合、夏場は汗で汚れやすいため汗抜き加工、冬場はホコリや花粉を寄せ付けない静電気防止加工がおすすめです。
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コートをクリーニングに出す頻度
- シーズン中に1~2回
- シーズンの終わり
一見汚れが目立たなくても、1シーズン着たコートはかなり汚れているので、シーズンの終わりにはクリーニングに出しましょう。
特にダウンコートは自宅などで洗ってしまうと保温効果が落ちてしまうため、お手入れは必ずクリーニング店で行ってください。
クリーニングの際は撥水加工のオプションを付けておくと、雨や雪を弾くのでより汚れにくくなるのでおすすめです。
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ワイシャツをクリーニングに出す頻度
- 1ヶ月に1回
ワイシャツは家庭でも洗濯できますが、洗濯機では落としきれなかった汚れが黄ばみや黒ずみに変化することがあるので、1ヶ月に1回はクリーニングに出しましょう。
特に柄物のシャツや特殊素材のシャツは、家で洗うと変色などの恐れがあるため着用後はクリーニングに依頼するほうが安心です。
汚れがついてしまったシャツやブラウスをクリーニングする際は、通常のクリーニングでは汚れが落とし切れない場合があるため、シミ抜きのオプションメニューを付けておくことをおすすめします。
ズボンをクリーニングに出す頻度
- 礼服のズボン=着用後すぐ
- 普段用のズボン=2週間~1ヶ月に1回
- あまり履かないズボン=折り目が薄くなったり、シワが目立ってきたら
ズボンをクリーニングするタイミングは、着用頻度で考えるのがおすすめです。
スーツやモーニングなど、きちんとした場面で着用するズボンには折り目加工のオプション、普段用ズボンの場合は撥水加工のオプションを付けておくことで足元の汚れを防ぐ効果が期待できます。
ワンピースをクリーニングに出す頻度
- 冠婚葬祭用やおしゃれ着=着用後すぐ
- 長期間保管していたもの=着用前にも
冠婚葬祭などで着用するワンピースは基本的に着用後すぐにクリーニングに出しましょう。
おしゃれ着のワンピースは繊細な生地を使っていたり、装飾が施されているものが多いためクリーニングに出した方が安心ですし、破損や型崩れを防ぐことができます。
長期間袖を通していないワンピースは、シワやカビが発生してる場合もあるので、着用前にもクリーニングに出しておきましょう。
スカートにプリーツがある場合は、オプションでプリーツ加工を付けておくと仕上がりがキレイです。
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着物・浴衣をクリーニングに出す頻度
- 着用後すぐ
着物・浴衣も着用後はすぐにクリーニングへ出しましょう。
夏場などたくさん汗をかいた場合は、汗取りのオプションを追加しておけば生地の変色を防ぐことができ安心です。
最近は自宅でも洗えるものがありますが、キレイな状態を保つためには最低でもシーズンの終わりに1度はクリーニングに出すことをおすすめします。
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クリーニングに出すタイミングの注意点
クリーニングを依頼する際は、以下の2点に注意しましょう。
- 長期保管していた服は着る前にクリーニング
- クリーニング店の繁忙期を把握する
長期保管していた服は着る前にクリーニング
クローゼットに長期間保管していた衣服は着用前に一度クリーニングをしましょう。
クローゼットや衣装ケースの中は思ったよりも湿度があり、気付いた時には虫食いやカビが発生している場合があるので、長い間保管してきた衣服は点検・補修という意味でも着用前にクリーニングに出したほうが良いでしょう。
また自宅での保管状態が不安な人は、長期間の保管サービス付きのクリーニングを依頼することで、衣服に最適な空間で保管出来るだけでなく、クローゼットの省スペースにもなります。
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クリーニング店の繁忙期を把握する
時期 | 気温の目安 | |
---|---|---|
春服への衣替え | 4月上旬 | 15~20度 |
夏服への衣替え | 5月~6月 | 20~22度以上 |
秋服への衣替え | 10月初旬 | 20~15度 |
冬服への衣替え | 11月~12月 | 15度以下 |
クリーニング店は基本的に衣替えのタイミングが繁忙期です。
繁忙期の場合は、お店によって仕上がりの日数が長くなったり、着たい時にクリーニングが仕上がらず特急料金を追加する羽目になることもあるので注意が必要です。
繁忙期にクリーニングを依頼する場合には、ある程度スケジュールに余裕を持たせるか、繁忙期をずらしてクリーニングに依頼するようにしましょう。
特に3月下旬~5月上旬頃は、衣替えと卒入園式などのイベントが重なるため、なるべく早い段階でクリーニングに出すことをおすすめします。
クリーニング頻度を把握して衣服を清潔に長持ちさせよう
最後に今回紹介したポイントをもう一度箇条書きでまとめます。
- 衣服の種類によってクリーニングの頻度は異なる
- 汚れが気になると感じた時がクリーニングのタイミング
- オプションなども合わせて利用する
- 長年着ていない服は着る前にクリーニングする
- クリーニング店の繁忙期はなるべく避ける
- 忙しくて時間がない人は宅配クリーニングがおすすめ