毎日履いている人も多いスーツのズボン。仕事で履く方は、出来上がりまでどのぐらいの時間がかかるのか、なども考えてクリーニングに出さなければなりません。ズボンのクリーニングに出す際の疑問について調べてみましたので紹介します。
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【折り目加工は無料】強めのプレスを希望するならクリーニング店に伝える
スーツのズボンをクリーニングに出す時に気になるのが、折り目加工をしてもらえるのかどうか。オプションメニュー表にないクリーニング店も多いため、問い合わせて確認しました。ズボンを持ち込むクリーニング店では、受付で直接伝えるとプレスを強めにお願いできます。宅配クリーニングでは、「要望欄」や「メモ、付箋」に折り目加工をしてほしい旨を記入すると対応してもらえます。スーツのズボンと一緒にメモを入れておきましょう。
もともと折り目のないズボンは対応できない、もしくはオプションで料金がかかる店舗もあります。ですが、ズボンの折り目が薄くなった、もともとは折り目加工があるズボンだったけどセンタープリーツがなくなったなどは、無料で対応してくれます。
自宅のアイロンでプレスして折り目をつけようとすると、生地がテカる原因になったり、二重に折り目がついてしまったりします。スーツのズボンの折り目がなくなったときは自宅で無理せず、クリーニング店に任せて専用のプレス機で綺麗に折り目加工してもらうと良いでしょう。
ズボンの破れはクリーニングで補修できるの?料金・日数を調べました
スーツのズボンが破れてしまったとき、クリーニングと一緒に補修してもらえるのか調べました。近所のクリーニング店へ電話で伺ったところ、洋服のリフォームになるので専門店へ持ち込んでほしいとのこと。店舗によってズボンの破れが直せるのかと思っていましたが、補修対応しているクリーニング店舗でもリフォーム専門店へ外注していることがわかりました。
クリーニング店でズボンの破れ補修をお願いすると、一度ズボンを預け外注の補修専門店へ見積もりに出すので1週間~10日ほどかかるようです。補修方法にも2種類あり、ズボンの裾や見えないような箇所の破れなら、ミシンで裏から叩く方法がありますが、ミシンの縫い目が表から見えてしまうデメリットがあります。
もう一つは、「かけはぎ」という高度な技術でどこに破れがあったのか分からないような方法があります。補修料金は、実際にズボンを見てみないと見積もりが立てられないですが、高度な技術の「かけはぎ」は1センチ程度の破れで、数千円~6,000円位かかります。
大型ショッピングモールの中にある洋服のリフォーム専門店へ直接伺いましたが、「かけはぎ」は高度な技術のようでリフォーム専門店からさらに本部へ送り、職人さんが丁寧に仕上げるようです。窓口の方から料金と時間がかかります、と念押されました。それでもズボンの破れを補修する人は多くいますので、まずは直接店舗に持ち込み見積もりを出してもらいましょう。
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ズボンのクリーニング料金6社比較、オプションや仕上がり日数を紹介
スーツのズボンをクリーニングするときの参考になるように、料金、仕上がり日数、オプションなどを調べましたので紹介します。持ち込みクリーニング3社、全国に対応している宅配クリーニング3社、併せて6社のクリーニング店を比較しました。
料金・オプション・特徴など | |
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ホワイト急便 (持ち込み) | 410円 撥水加工+300円/アクア(水洗い)+300円 ・当日~翌日(店舗により異なる) |
白洋舎 (持ち込み) | 640円 撥水加工+320円/汗スッキリ加工+320円 ・仕上がり3~7日位(店舗により異なる) |
うさちゃんクリーニング (持ち込み) | 390円 撥水加工+324円/汗抜き加工+216円 ・当日~翌日仕上がり ・会員特典クーポンあり |
リナビス (宅配) | 5点パック7,800円(1点あたり1,560円) 撥水加工+980円/汗抜き加工+500円 ・送料無料、最短5日仕上げ ・初回特典あり(繁忙期を除く) |
リネット (宅配) | 660円 撥水加工+600円/ウェット加工+1,000円 最短翌日仕上げ+300円 ・初回割引クーポンあり ・集荷配達は朝6時~深夜12時まで対応 |
カジタク (宅配) | 5点パック4,980円(1点あたり996円) ・オプションなし、最短2日仕上げ ・イオングループ経営、送料無料 |
スーツのクリーニング料金は390円~1,560円と幅広いことが分かりました。クリーニング6社を比較しましたが、料金の中にオプションサービスが含まれていたり、撥水加工だけ見ても216円~+1,000円と随分と違います。宅配クリーニングを利用すると、宅配分だけ割高になってしまいます。ズボンの持ち込みクリーニングなら、「うさちゃんクリーニング」が最安値です。
近所にいいクリーニング店がないときは、自宅からズボンを発送できる宅配クリーニングの利用も検討しましょう。ズボンだけですと5点パックなどの料金設定のある宅配クリーニングは適していません。しかし、その中でも宅配クリーニング「リネット」なら、単品のズボン料金が設定されており、初回クーポンもあるので初めての人でも試しやすくなっています。
【スーツのズボン】クリーニングに出す頻度は、最低でも月1回
スーツのズボンはどのくらいの頻度でクリーニングに出すのがいいのでしょう。何度も洗うと生地の傷みが心配ですし、また、お金もかかるため、頻繁にクリーニングに出すわけにはいきません。仕事などで毎日スーツのズボンを着る方は、シワや汚れ匂いが気になります。
防臭スプレーやアイロンがけなどで普段メンテナンスをしても完全に綺麗にはなりません。スーツのズボンをクリーニングする頻度は季節などにもよりますが月に1、2回が妥当とされています。夏場は汗を多くかくため、匂いも気になります。替えのズボンを常備しておけばクリーニングの回数は減らせますが、それでも最低月1回はクリーニング出すといいでしょう。
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【ズボン】クリーニングの出し過ぎはNG!自宅で出来る洗濯方法と仕上げ方
クリーニングに出し過ぎると生地を傷める原因になります。そのため自宅でのメンテナンスも大切になってきます。大手4社のクリーニングを紹介しましたが、ズボンの品質を保つため、自宅で簡単に出来る洗濯方法と仕上げ方を紹介します。
【洗濯機で洗う方法】型崩れを防止するため、脱水は30秒
ズボンを洗濯機で洗濯する方法は、ズボンのチャックを閉めてしわが付かないように2つか3つ折りにして洗濯ネットに入れます。弱水流コースのある洗濯機が、スーツのズボン洗濯に向いていますが、ない場合は洗濯桶に中性洗剤を溶かした水を張り、押し洗いをしましょう。洗濯機の脱水機能を使用するときは、型崩れやしわを防止するため30秒にとどめましょう。
【手洗いする方法】優しく押し洗いして、バスタオルで脱水させる
手洗いは洗濯機よりもダメージを抑えることが出来るため、長持ちさせたいズボンは手洗いを選びましょう。型崩れやしわを防ぐために軽くたたみ、洗濯桶でつけ洗いをします。その際はおしゃれ洗い用の中性洗剤を溶かして使い、強く洗わないようにしましょう。押し洗いを数回繰り返したら10~15分ほど放置し今度は水で押し洗いをしてしっかり洗剤をすすぎます。最後にバスタオルで挟み脱水させて乾燥します。
【仕上げ方】洗濯したズボンは、半乾き状態でアイロンがけ
洗濯が終わったらハンガーにかけて陰干しし、半乾きぐらいでアイロンがけをしましょう。必ずタオルを当てて、しっかりしわを伸ばすようにアイロンをかけます。アイロンがけのときに折り目などの形が決まりますので丁寧にかけ、ズボンが冷めるまでハンガーにかけておき完成です。
【日々のお手入れ】ズボンを長持ちさせるには細かいケアが大切
クリーニングや洗濯の頻度を出来るだけ減らすことで、ズボンの傷みを防げます。そのためには日々の細かいメンテナンスがとても重要です。ズボンのお手入れは、風通しのいいところに吊るしておく、着用3回に1回ブラッシングをする、しわをアイロンのスチームでのばす、一日着たらできれば一日休ませる、などのケアを行うことで、ズボンが長持ちしますので心がけましょう。
まとめ
- クリーニングに出す頻度は月1で
- ズボンの折り目加工は無料
- クリーニングの出し過ぎは生地を傷める原因に
- 自宅でブラッシングするなどケアが大切
スーツのズボンのクリーニングについてまとめてきましたが、長く綺麗にはくためには普段から丁寧にブラッシングなどのお手入れをして、洗濯やクリーニングを最低回数で済むようにすることが大切です。
毎日着用するズボンだからこそ、日々のお手入れも必要です。ズボンのお手入れを怠って適当な保管をしているとシミやシワの原因になります。ズボンの折り目加工は無料のクリーニング店も多いので長く愛用できるよう活用しましょう。