羊毛布団は洗濯できる?自宅で丸洗いする方法を紹介

羊毛布団の洗濯

羊毛布団の洗濯表示タグを見ると「洗濯不可・天日干しのみ」と説明があります。洗濯表示が全部バツってことは、自宅では洗濯できないの?と疑問です。

そこで、羊毛布団を丸洗いする方法を調べてみました。

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羊毛布団を自宅で洗う方法-縮みを防ぐ洗い方を紹介

自宅で洗う方法

洗濯表示が全部バツになっていても、自宅でも洗うことはできます。しかし、必ず、水と摩擦に弱いという羊毛の性質に注意しなければなりません。

自宅での洗濯は、一般的には手洗いや踏み洗いが羊毛布団に優しい洗い方といえます。しかし、羊毛の入っている比率で洗濯機で洗える布団もあるので、洗濯表示で判断します。どちらにしても、羊毛が入っていると布団は非常に縮みやすいので、注意して洗いましょう。

実際に自宅で洗濯する場合、サイズはシングルのみ、それ以上は諦めましょう。大きいサイズの布団は大変な苦労となり、あとで後悔します。縦型洗濯機の場合は7~8割ほどに収まれば洗濯可能です。

洗剤は中性洗剤(おしゃれ着洗剤など)を使います。干す時は風通しの良い日陰でM字型に掛けて干します。踏み洗いと洗濯機でそれぞれ洗い方が違う工程があるので、下記の洗い方を参考にしてください。

踏み洗いの場合

1.浴槽の中で洗う。
2.洗いからすすぎまで30℃前後のぬるま湯で洗う。
3.布団を三つ折りにたたみ、足で優しく踏み、脱水作業も足で行う。
4.柔軟剤は最後のすすぎで投入し、しっかりすすぎをする。
5.干す前に浴槽の縁に布団をかけておき、1時間ほど水を抜いて干す。

洗濯機の場合(洗う前には、洗濯表示マークを確認)

1.必ず洗濯ネットに入れる。布団が入る洗濯ネットがない場合は全体を紐で縛って代用。
2.洗濯機の「布団、毛布手洗い」「大物洗い」「手洗いコース」などで洗う。
3.通常コースしかない場合は短めに洗濯時間を設定する。

【コインランドリーでも洗濯可】羊毛布団を失敗なく洗う方法

コインランドリー
自宅で羊毛布団を洗う場合、布団一枚洗うだけでも労力と時間がかかります。その負担を軽くするために、コインランドリーで布団専用の大容量洗濯機を利用する方法があります。家族分の羊毛布団を洗う際にも、コインランドリーなら労力と時間が減らせます。

◆コインランドリーでの洗い方
1.洗濯表示を確認し、羊毛100%の布団は洗わない
2.中性洗剤を使用する。
3.ロール状に丸め紐で数か所縛って洗濯、乾燥時は外す。
4.洗濯時間の目安は30分、乾燥時間は1時間ほど行い、手で乾き具合を確認する。

 

布団を洗う場合の、気になる洗濯と乾燥の時間、そして料金の相場も調べてみました。

◆シングル薄手1枚の場合
8~10kg=洗濯30分 300~500円。乾燥60分 600円
◆シングル薄手2枚の場合
13kg=洗濯30分 400円。乾燥60分 600円

薄手の羊毛布団を洗う場合は、8kgの洗濯機を目安にします。羊毛布団は生乾きではカビや臭いの原因になります。それを防ぐために、乾燥機はひと回り大きいのを使用し、中に空気が入りやすいようにしっかり乾燥させるとよいでしょう。それでも乾燥が不十分な場合は、触って確認して乾くまで乾燥時間を延ばしましょう。

しかしながら、コインランドリーでの洗濯も、必ずうまくいくとは限りません。以前、私も、自宅で羊毛布団を洗うのは大変そうだったのでコインランドリーで丸洗いしましたが、仕上がりは、長年しみついてしまった汚れは残ったまま。中綿も端に寄って布団がデコボコしてしまいました。

別の布団の時はコインランドリーでもうまく洗濯できたのですが、やはり羊毛は洗濯表示通り、自分で洗うのは難しいようです。羊毛の「水に弱い性質」を十分に念頭に置き、洗濯と乾燥の時間を短めに設定しましょう。

【羊毛布団は宅配クリーニングへ】失敗なし&負担減。気になる料金相場は?

宅配クリーニング
羊毛布団を自宅やコインランドリーで洗濯すると、ほとんど1日がかりの大仕事になります。それなのに、頑張ったわりに汚れがあまり綺麗に落ちなかったり、布団がデコボコして仕上がりに納得いかない場合も。

でも、大事な羊毛布団、長く清潔に使い続けたい…そんな時は、自宅まで取りに来てくれ、仕上がれば届けてくれる、宅配クリーニングを利用するのも手です

今回は、口コミで評判の宅配クリーニング業者で比較してみました。シングルの羊毛布団1枚当たりの料金(税抜)と仕上がり日数、送料を調べた結果は次の通りです。

【宅配クリーニング業者比較】※シングル布団3枚を出す場合

社名1枚当たり日数送料
リネット4,267円最短10日無料
リナビス4,300円~最短10日無料
フレスコ4,950円約1~2週間無料
カジタク5,666円最短3週間無料
白洋舎4,400円3週間程度無料

5社を比較してみましたが、次の点でリネットが一番使いやすいと思いました。

羊毛布団をリネットに出すメリット

  • 1枚から出すことができる
  • 1枚当たりの料金が最安値
  • 仕上がりが早い
  • クリーニング品質がいい

3枚パックなど数枚セットで料金が決まっている業者が多い中、リネットは1枚から出すことができます。何枚出しても1枚当たりの料金は他社より安いので、布団をクリーニングに出したことがない人でも試しに出してみるにはちょうどいいです。自宅で洗うよりは費用がかさんでしまいますが、羊毛布団の洗濯の難しさや労力、洗うのにかける時間を考えると、このクリーニング代は安いと感じます。

私は以前、ふとんリネットでクリーニングをしてみましたが、シミや汚れが落ちて臭いもなく清潔な布団が戻ってきました。布団の洗濯は大変な思いをしていたので、宅配クリーニングの便利さを非常に実感しました。仕上がりが最短10日で届くのもありがたいですし、丁寧に対応してもらえたので大満足でした。

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羊毛布団はなぜ洗えない?洗濯できない理由とは

なぜ洗えない
そもそも、なぜ羊毛布団は洗えないのでしょうか。

まずは羊毛(ウール)の性質や特徴をお話します。羊毛(ウール)は、ご存知の通りヒツジの毛が代表的な繊維となります。他にもアンゴラ・アルパカ・カシミヤ・モヘヤなどもウールと同じ動物繊維です。

羊毛の大きな特徴は、湿気を吸収して蒸発させる、つまり羊毛自身が蒸れを調整することができます。また、伸縮性があるため型崩れやシワになりにくく、撥水性にもすぐれているので汚れにくい素材です。しかし水分を含んでしまうと縮みやすい性質があります。

◆メリット

  • 湿気を調節できるので蒸れない
  • 伸縮性があり、型崩れやシワになりにくい
  • 撥水性があるので、汚れにくい

◆デメリット

  • 水分を含むと縮む

 

洗濯機のドライコースで洗っても、手洗いしても必ず布団を濡らすことになります。羊毛布団を洗う際に、じゃぶじゃぶと力が加わると羊毛が絡みやすくなります。そして、繊維がフェルト状に硬くなり縮んでしまうため、羊毛布団は「水洗い不可」の表示がされています。

しかし、最近では、洗える羊毛布団(ウォッシャブルウール)も販売されています。ポリエステル80%など、羊毛の比率が少ない配合なので、洗濯後の縮みも軽減され、自宅でも洗濯できるのです。洗濯前には洗濯表示タグを確認してみて下さい。

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【洗濯体験談】羊毛布団を実際に自宅で丸洗いした人の口コミ

羊毛布団の洗濯表示が「水洗い不可」になっていても、もしかしたら自宅で洗えるのでは?と、つい思ってしまいます。そう思って洗濯している人も少なくありません。ですが、そこには大変な苦労や失敗もあるようです。

ここからは、水洗い不可の羊毛布団を実際に自宅の洗濯機を使い、通常の方法で洗濯した人の体験談を紹介します。

【体験談1】
何年か使っている羊毛の掛け布団があります。消毒殺菌作用のあるスプレーをかけていましたが、カバーをしていない為、布団が汚れてしまいました。自宅の洗濯機に試しに入れて、思い切り押し込み、洗濯ドラムに収まりました。液体洗剤と柔軟剤を入れ回して始めたら、洗濯機から鈍い回転音が…。最後まで洗濯出来るか不安なまま様子を見ていました。

なんとか洗濯はできましたが、脱水があまり上手く行かず、沢山の水を含みとても重たく干すのに苦労しました。そして洗濯をして最も驚いた事は、布団の端が(15cm位)破れていた事です。

お気に入りの掛け布団だったので、とてもショックでした。もう自分の浅はかな考えで、何とかしようとするのには凝りました。今後はしない様にします。

 

【体験談2】
50歳の主婦です。親戚に羊毛100%の掛け布団をもらい、軽くて暖かく重宝していました。布団のカバーだけでなく、布団自体も洗った方が良いのではと考えました。「洗える布団」が出回り、ダウンの衣類も洗えるなら、羊毛布団も大丈夫だと思いました。その布団はそれほど厚さもなく、表面生地は木綿のようだったので、自宅の洗濯機で洗えるだろうと思いました。

容量が7kgの洗濯機を使用し、中性洗剤で洗いました。すると思ったよりも水を吸い、すすぎの水が少ない状態になりました。設定を変えて注水すすぎにしましたが、次はなかなか脱水しきれませんでした。

脱水不足で重い布団を干しましたが、お天気も良く乾燥することはできました。しかし自宅の洗濯機で洗って脱水をしたので、中の羊毛が塊になってしまいました。なんとか使えはしたものの、自宅洗濯の失敗感は否めませんでした。

 

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自宅で羊毛布団を洗うなら次の点に注意

注意点
どうしても自宅で洗う場合は次の点に注意してください。

自宅で洗う時の注意点

  • 羊毛100%の布団は縮みが大きいので、できるだけ洗わない
  • 布団を広げて干すので、自宅に風通しの良い広いスペースが必要。
  • 3日ほど晴れが続く日を選ぶ。
  • 洗濯機に入らないサイズや重さのある布団は踏み洗いで洗濯をする。
  • 冷水は洗剤(粉洗剤)の溶けが悪くなり、皮脂汚れの落ちも悪くなるのでぬるま湯で洗う。
  • カビや臭い、ダニの発生のもとになるので、しっかりすすぎ乾かす

まとめ

  • 羊毛布団は水と摩擦に弱いので、優しく短時間で洗う。
  • 負担や失敗をなくしたいなら、布団の宅配クリーニング(リネット)がおすすめ。
  • 洗濯やクリーニングをすると、布団を清潔に保てる。

羊毛布団の洗濯表示が「洗濯不可」になっているのは、水に弱く力が加わると縮むという羊毛の性質があるからです。自宅やコインランドリーで洗濯することはもちろんできますが、一日仕事の重労働となり、失敗のリスクも高いです。高額な羊毛布団は、お洗濯のプロであるクリーニングに仕上げてもらうと良いでしょう。

ふとんリネットは、布団の宅配クリーニングの中でも安くて仕上がりも早いのが特徴です。自宅で洗うよりも手軽に布団を綺麗にすることができます。ぜひ、ふとんリネットの公式サイトもチェックしてみてください。

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