服の収納環境など悩みがあると、自宅以外に保管・収納サービスはないのだろうか気になります。最近ではそんな悩みを解決してくれる保管・収納サービスが増えてきたので、その中で気になる3つのサービスを調べてみました。
服の保管スペースには限界あり!よくある収納の悩み
もともとあった家の収納スペースも、保管できる服の量に限りがあります。そして、大切な服をベストな収納環境に保つのも大変です。
【悩み1】大切な服を良い環境で保管できない
クリーニングから戻ってきた大切な服や、頻繁に来ることがない服はクローゼットの中に服を長期保管して置く事になります。クローゼットは定期的に空気の入れ替えやを行わないと虫食いやシミ、カビなどの心配もあり、面倒なお手入れが必要になってきます。
【悩み2】ついつい服を多く持ってしまう
毎年新しい服を買っていると、どうしてもクローゼットの中身がパンパンになりがちです。狭いクローゼットに服をギュウギュウ詰めにしてしまうと、どこにどの服があるかわからなくなってしまい、毎朝のコーディネートにも時間がかかってしまいます。
【悩み3】季節物の服がかさばる
コートやニットなど季節物の服は衣替えが面倒な上に、次のシーズンがくるまで保管し続けなければならないので、クローゼットの中でスペースをとりがちです。
この3点が主に収納の悩みとして困っている人が多くみられ、特に年に2回、衣替えの時期には悩まされます…。たたんで収納する服も、ハンガーに吊るしておく服も、保管には場所を取ってしまいます。
【悩み別】3種類の保管サービスを紹介
収納の悩みを解決してくれるのが、服の保管サービスです。保管サービスを利用すれば、クローゼットなどの中に収納スペースが生まれ、風通しもよくなり部屋の中を綺麗に片付けることができます。主に、自宅以外で服を保管する方法は3種類あります。
悩み別で、どれが今、自分に適した保管サービスか気になる収納をチェックしてみて下さい。
>>クリーニング店で保管してもらう方法
【悩み2】ついつい服を多く持ってしまう
>>トランクルーム等を借りて保管する方法
【悩み3】季節物の服がかさばる
>>自宅から服を発送し、預かってもらう保管方法
まずはそれぞれのサービスを比較して、どのような違いがあるのか特徴を紹介します。また、それぞれのサービスにはメリット・デメリットがあるので、自分の都合に合った最適なサービスを選ぶ必要があるので参考にしてみて下さい。
クリーニング店の保管サービスは、優れた環境で保管してくれる
クリーニングの保管サービスは、クリーニングに出した服をそのままお店で長期間保管をしてくれるサービスです。宅配便を利用して自宅から一歩も出ずに服を出したり、保管していた服を届けてくれる業者も増え、便利にクリーニング保管が利用できるようになってきています。
料金の相場 | シャツ1枚なら数百円、ジャケットやコートは1,000円前後 |
保管期間 | 6ヶ月が一般的、最長で1年間保管可能 |
保管環境 | 空調設備が整っていて、保管環境が優れている |
メリット
◎長期間安定した環境で保管ができる
保管サービスを利用すれば、季節に応じて温度や湿度の調整が可能なため、長期間安定した環境に服を保管しておくことができます。自宅のクローゼットに保管しておくとそこまで管理できないので、いつの間にかカビや虫食いができている可能性がありますが、そのような心配がなくなります。
◎クリーニングに出した服をそのまま保管できる
クリーニングの保管サービスを利用すれば、まとめてクリーニングに出すことができ、仕上がればそのまま保管されます。お店まで取りに行かず、クローゼットなどにしまう手間もかからないので、簡単に衣替えをすることができます。次のシーズンがきたときは、綺麗にクリーニングされた服を着ることができるので、気持ちもスッキリします。
デメリット
×急な出し入れができない、よく着る服の保管には不便
「明日使いたい」と思ってもすぐ取り出せないため、普段あまり使用しない服の利用にどうしても限られてしまいます。急に必要になる礼服や喪服なども、すぐに届けてもらうことができないので長期保管には不向きとなります。
×保管できる服の枚数が、業者ごとで決められている
自分で自由に枚数を設定することができません。枚数が減っても割引などのサービスはありません。長期間保管ができるとはいえ、最長でも1年程度なので何年も保管することはでません。期限がきたら自動的に返却されるので、再び保管したい場合は、預け直す必要があります。
トランクルーム等なら多くの服を一気に収納可能
トランクルームや倉庫の保管サービスは、部屋を一室借りるような感覚でトランクルームや倉庫を借り、服を保管する方法です。利用料金は部屋のサイズや立地場所、空調設備などの保管環境によって異なります。
料金の相場 | 1畳程度は5,000円〜1万5,000円/月、3畳以上は2万〜3万円以上/月 |
保管期間 | 1ヶ月単位が一般的、1年以上の長期保管も可能 |
保管環境 | 一部、空調・除湿設備あり |
メリット
◎いつでも好きなときに出し入れできる
トランクルームや倉庫に服を保管する最大のメリットは、好きなときに出し入れできることです。自宅近くや駅近くのトランクルーム ・倉庫を借りれば、必要になったときにすぐに取り出すことができます。
出し入れが自由なのでシーズンオフの服だけでなく、よく使う服なども保管しておくことができます。トランクルームの店舗によっては空調や除湿設備があるので、服の管理にも適しています。
◎たくさんの服を一気に保管ができる
スペースに入る限り、好きなだけ服を保管しておくことができるので、服の量が多い人も枚数の制限を気にしないで利用ができます。服以外の物も保管できるので、バッグや靴なども一緒に保管しておくことができます。
◎最短は1週間借りられ、1年以上の長期間保管もできる
保管期間は1ヶ月単位が一般的で、1週間などの短期利用が可能な場合もあります。1年以上にわたって長期間保管することもできるので、長期利用を考えている人に最適です。短期で利用するか長期で利用するか事前に決め、借りる業者をチェックしておきましょう。
デメリット
×屋外の場所を借りると、室内が高温多湿になる
屋外のトランクルームや倉庫を選んでしまうと、場所によって温度や湿度の上昇により服の保管環境に適していない場合があるので、注意が必要です。
高温多湿になると服が傷んでしまうため、空調管理が行き届いた屋内タイプを選ぶ必要があります。空調管理などの設備は業者によって異なるので、事前にしっかり確認しておかなければなりません。
×借りる場所によって毎月のコストが割高
屋内タイプは屋外タイプに比べて料金が割高です。そして、駅前などアクセスの良い場所を選んでしまうと、相場よりも料金がさらに割高になってしまうので、毎月高いコストが発生するので注意が必要です。
×保管する際はすべて自己責任
服を保管する際はすべて自己責任となるため、シワが発生しないように畳み方やしまい方にも注意しなければなりません。汚れたまま服を保管するとカビやダニなどの発生の原因となるので、事前にクリーニングしてから保管する必要があります。
服の保管アプリなら簡単に預かりと受取ができる
クリーニングなしでダンボールに保管したい服を詰め、宅配便を利用して服を保管するサービスです。あとは送った先の業者が厳重に服を保管し管理してくれるので手間がかかりません。
そして、このサービスはスマホやパソコンなどを利用して、アプリやネットから簡単に申し込むことができるので、家に居ながら服を預けたり届けてもらうことができます。
料金の相場 | 1着あたり数十円、ダンボール1箱6ヶ月保管2,000円程度 |
保管期間 | 6ヶ月が目安 |
保管環境 | 24時間365日、常に最適な温度と湿度にコントロールされている |
メリット
◎大量の服を安い料金で保管できる
服を保管するだけのサービスを利用する最大のメリットは、料金が安い点です。1箱2,000円程度で長期間保管しておくことができるため、コストをかけずに収納スペースを確保することができます。
服の枚数に指定はなく、箱ごとに保管ができるため、大量の服を安い料金で長期間保管することも可能です。夏の薄手の服であれば、1箱に30着ほど入れられるため、1着あたり数十円の安い料金で利用することができます。
◎保管環境に優れている
保管スペースは24時間365日、常に最適な温度と湿度にコントロールされているため、長期間安心して預けておくことができます。
デメリット
×箱で収納するので、シワになりやすい
服を保管するだけのサービスは基本的に箱で服を収納するため、長期間保管しておくとシワになりやすいデメリットがあります。ニットなどシワになりにくい服の保管には適していますが、コートなどハンガーで保管すべき服の収納には向いていません。
業者によってはハンガーにかけて長期間保管したり、クリーニングを依頼することもできますが、その場合はオプション料金が発生するため、料金が割高になってしまいます。
×すぐに取り出せないので、頻繁に着る服には不向き
服を出し入れする際は宅配便を利用することになるので、今すぐ取り出すことはできません。服が手元に届くまで最低でも1日、住んでいる地域によっては2日以上かかる場合もあるので、何度も出し入れする服の保管には不向きです。
まとめ
- 保管方法、保管環境を重視するなら、クリーニング
- 大量の服を安く保管したいならば、トランクルーム
- 楽に服の預かりと受取をするなら、服を発送するサービス
自宅では季節や収納の環境によって、次に着る時カビやシミで状態が悪くなって困ってしまうこともあります。そうなると、自宅以外で服の保管を考えると、重要なポイントは保管環境の良いところになります。特に長期保管をする場合は一番気になるところでもあります。
「料金相場」「保管期間」「保管環境」を参考に自分に合ったサービスをみつけて、自宅よりも保管環境の良いところに預けクローゼット代わりに上手に利用してみてください。
クローゼットの中でかさばる冬物を、実際に宅配クリーニングの「カジタク」(イオングループ)を利用してみました。クリーニングをしてもらったあと、そのまま保管サービスをした感想をまとめましたので、参考に読んでみて下さい。