【秋の衣替え特集】汗・皮脂汚れをクリーニングで落とし、翌年まで保管

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冬物コートはクリーニングに出すけど、夏物はクリーニングに出さず自宅で洗濯してしまうご家庭も多いのではないでしょうか？夏場はコートやジャケットがいらず、手入れの簡単なシャツやブラウスを着用する日が多くなります。さらにクールビズの浸透により、年々オフィスで着用する服装がカジュアルになっていますね。薄手でカジュアルな夏物衣類は自宅で洗濯できて経済的です。中でも近年主流になっている「洗えるスーツ」や「ウォッシャブルスーツ」は洗濯機で洗えるので、主婦には魅力的です。我が家も遅ればせながら「洗えるスーツ」を購入しましたが、洗濯機で洗いまくって型崩れがしないのか気になるところです。衣替えのタイミングだけでもクリーニング屋さんにお願いしようかと夫と検討しています。そこで「ウォッシャブルスーツ」を愛用している方に、洗い方や仕上がりについて満足しているか聞いてみました。

近頃人気の「ウォッシャブルスーツ」を自宅洗いした結果

「ウォッシャブルスーツ」愛用者アンケート

メーカ・商品：フタタ　シャワークリーンスーツ
素材：ウール100％
洗い方：スーツを裏返し、40度のシャワーで全体を流します。袖やズボンのウエストなど、気になる部分は念入りに。さらに表側もシャワーで洗い流します。裏表合計で１０分程度。その後は風通しの良い所で陰干ししました。アイロンは掛けていません。
仕上がり：初めのうちは色落ちや型崩れ等もなく、特に問題なく仕上がりましたが、回数を重ねるごとにヨレヨレ感が出てきました。時々はクリーニングに出したほうが良いです。

メーカ・商品：はるやま　リージェントハウス　２つボタン
素材：ウール30％、ポリエステル70%
洗い方：背広上下を丁寧にたたみ、洗濯ネットに入れる。液体洗剤アリエールを使用し、洗濯機のシワガードコースで洗う。上下別々にハンガーにかけ、浴室乾燥機で乾燥。若干シワと型崩れが起きたので、念入りにアイロンをかけた。
仕上がり：水洗いで汗や汚れは落ちたが、なかなか乾かないし、型崩れ、長時間のアイロンでかなりのストレスがたまった。家庭での洗濯は難しくクリーニング屋さんに任せた方が良かった。満足いく仕上がりにならず、クリーニング屋さんに出し直した。

メーカ・商品：青山RITORNOウォッシャブルストレッチスタイリッシュスーツ
素材：ポリエステル52%　ウール48%
洗い方：上着の袖を折りたたみ、パンツは折り目を揃え二つ折りにしネットに入れ洗濯機へ。洗剤は中性のものを利用し『弱、手洗い仕上げ、脱水は3分』を選ぶ。脱水後全体のしわを伸ばしつつハンガーにかけ陰干しにし、乾燥後にアイロンがけ。中温で当て布をしてしわを取る。パンツは折り目のラインに気を付けつつ軽くかけた後、ズボンプレッサーを使用。
仕上がり：仕上がりとしては問題なかったですが、洗濯やアイロンのなど結構手間取るので時間が取れない人は多少お金を出してもクリーニングを利用されてもいいかもしれない。

メーカ・商品：洋服の青山　IMGN　グレー　２ボタンスーツ
素材：表：毛52％ポリエステル48％　裏：ポリエステル100％
洗い方：洗濯ネットに入れて普通の洗濯物と一緒に、全自動洗濯機のメニューに従って洗い→すすぎ→脱水を行った後、ハンガーにかけてパンパンと生地を手で伸ばし陰干しした。しわが気になったので、当て布をして、低温でスチームをかけた。
仕上がり：何度も洗濯をしていくと、しわができやすく、さらにできた後アイロンで伸ばしにくい、あとは生地がほつれたとき、クリーニングに出すよりほつれがひどくなってしまった。

20人にアンケートを取ったところ、おおむね満足している方が多かった一方で、思いのほか手間がかかったという意見や、型崩れやシワができ、自宅で洗ったことを後悔している人も見られました。

「洗えるスーツ」は洗濯の手間がかかるうえ、型崩れを起こすケースも

「洗濯機洗いＯＫ」や「手洗いＯＫ」の洗濯絵表示の通りに洗ってみても、脱水時にしわがついてしまったり、何度も洗っていくうちにスーツが色褪せることがあるようです。ウォッシャブルスーツはアイロン不要なものが多いですが、素材や洗濯の仕方によってはアイロンがけが必要な場合もあります。アイロンの熱で生地を傷めてしまったり、ズボンの折り目が二重についてしまった方もいました。このように、自宅で洗えるスーツとはいえ、慎重に扱わないと生地を傷めてしまうようです。また、ウォッシャブルスーツに限らずいえることですが、表面上綺麗に見えていても汗や汚れが落としきれていないと、後になってシミや黄ばみが浮き出てくることがあります。自宅洗いに失敗し、クリーニング店で洗いなおしたり、最悪の場合処分してしまった人もいました。また、自宅洗いでも問題がなかったと答えた人の中にも、自宅洗いとクリーニングとを交互に行って型崩れを起こさないように工夫しているケースもありました。洗濯機で何度も洗っていくうちに購入時のシャキッと感がなくなってしまうようです。

衣替え時にはクリーニングに出し、スーツを長持ちさせよう

来シーズンもパリッとしたスーツを着るために、衣替えのタイミングでクリーニングに出したほうがいいですね。自宅では落としきれていなかったシミ汚れや汗をスッキリ落とし、綺麗にプレスしてもらいましょう。クリーニング代は掛かりますが、スーツの寿命が延びれば経済的です。以前はクリーニングを出すときは近所のお店に持ち込んでいましたが、最近はもっぱら宅配クリーニングを愛用しています。宅配クリーニングのリナビスではベテランの職人さんが、素材ごとに最適な処理をしてくれます。オプションの汗抜き加工などもあるので、汗汚れが気になる方は是非利用してみるといいですね。リナビスでは半年間の保管サービスもついてきます。もちろん保管料は無料です。湿度が管理された保管室で大事な衣類を預かってくれます。来年まで使わない夏物のスーツなどをリナビスで保管してくれたら、自宅のクローゼットがかなりすっきりします。宅配クリーニングを試したことがない方は実際に利用した記事があるので、利用手順などの参考にしてみてください。