ある日、飼い猫が布団の上で粗相した。布団に大きな「日の丸」ができていた。しかも、臭いがかなりすごい。使っている布団はダブルサイズ。コインランドリーに持っていこうかと考えたが、我が家には車がないし、さすがに自転車で布団を運ぶわけにもいかず。小さい子どもが二人もいるため、とてもじゃないが運べない。
【ダブルサイズの布団を自宅で洗濯】風呂場に入りきらず、洗面所まで水浸し
自宅でなんとか洗濯できるんじゃないかと思い、布団を風呂場に持っていき、洗ってみることにした。布団は綿50%、ポリエステル50%の混合素材。フカフカというよりは、マットレスよりもさらに硬い感じだ。
布団を丸めて風呂場に持っていったが、さて困ったことに、布団が風呂場に入りきらない。更には、風呂場からはみ出した布団が邪魔して扉が閉まらない。布団は洗面所にまではみ出していたが、仕方ないので少しずつずらしながら洗っていくことにした。まずはシャワーで温水を出し、粗相した部分にまんべんなくかける。
次に洗剤を振りかけた。使った洗剤はアタックネオ抗菌タイプ。そして、足で踏む。昔ながらのワイン作りを彷彿とさせるようにぎゅーぎゅーと踏みまくった。五分くらい踏んで、再び温水をかけながら更に踏む。
ここで、まさかのピンチが到来した。布団に染み込んだお湯が、風呂場からはみ出ていた布団をつたって洗面所まで流れ出た。洗面所は洪水になってしまった。布団はとりあえず置いておき、洗面所をひたすら拭いて水を取り除く。そして布団洗濯再開。
【自宅の風呂場で布団洗濯は無理!】洗いから乾燥まで苦労の連続
布団を畳んで踏みまくり、ある程度泡が出なくなったら丸めて上に乗っかり脱水。が、全くもって絞れている気配がない。もういいやと諦めてベランダに布団を運ぼうとしたとき、更なるピンチが到来した。布団が重たくて重たくて運べない。
廊下にビニールシートを敷いて、その上に布団を置き、引きずって運ぶことにした。すると、引きずれないくらい重い。子供の妨害に遭いつつも、汗だくになりながら、なんとかひっぱりベランダまで運んだ。次は干すのだが、ここで再びピンチ到来。布団をどうやって持ち上げるか、という最大の関門である。
とにかく、ベランダの壁にぶら下げなければ、と布団を広げ、ビチャビチャになるのを覚悟で抱き抱えるように一気に引き上げた。「うおりゃぁぁあ」っと掛け声を出して、なんとか手すりにぶら下げることができた。が、マンション下の家にダイレクトに落ちる滴を目にし、これはまずい!と慌てた。
下の家に迷惑にならない場所に物干しを広げ、やっと布団を干すことに成功した。私はまるでバケツの水を被ったように全身ビチャビチャ。息を切らせ、びしょ濡れになっている私を、子どもたちは苦笑いして見ていた。
【次は布団クリーニングを利用】自宅で苦労して洗濯したのに、仕上がりも良くない
自宅は布団が通ったあとに水溜まりができていた。部屋ばかりでなく、水溜まりが楽しくてたまらない子供たちまでもびしょ濡れ。さすがに溜め息が出た。部屋の片付けをし、子供を着替えさせ、自分も着替え、すべて終わるまで3時間かかった。
風呂場と洗面所は、洗い流してもあちこちが洗剤でヌルヌルして気持ち悪かった。布団は乾燥までに裏返して、また裏返して、を繰り返して三日間かかった。飼い猫にまた粗相されてはたまらないと、あの日から布団を畳むようになった。
布団は乾いてからシーツをつけたものの、かなりごわごわになってしまった。固くて板のようになり、寝心地があんまりよろしくない。あれだけやったにも関わらず臭いも残ってしまい、ファブリーズを振りかけたがあまり変わらずだった。
また買い直すのが嫌で、まだ使えるからと今でもごまかして使っているが、やはり臭いが気にはなってファブリーズが手放せない。布団は安易に自宅で洗濯せず、クリーニング業者に持っていけばよかったと、ファブリーズをするたびに後悔している。
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