羽毛素材の掛け布団を洗濯したときのことです。そもそもの動機は、ワンシーズンを終えて布団をいつもの圧縮機にかけて長期保存する前に、一度ざっとでも洗ってきれいにしようと思ったことでした。
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洗濯終了するも布団の水は切れておらずビショビショ
洗濯方法はごく普通で、衣類を洗濯、脱水するときと同じ要領で洗濯スタート。何せ容量が大きい布団なので、布団一枚だけをドラムに押し込みました。水を溜めていつものように脱水までのコース設定をしました。かさのあるものなので洗剤、柔軟剤を通常より気持ち多めに入れて洗濯スタートとなりました。
どうにか洗濯機内に収まった布団を洗う洗濯機からは、ガタゴト容量の重たそうな音が聞こえましたが、終始普通に洗っているようでした。が、しかし。洗濯開始から30分ほども経った頃でしょうか、ピーピーと洗濯終了音が鳴るやいなや、さあ、できたから干すぞと意気込んで洗濯機を開けると、そこには悲惨な掛布団の姿が。
脱水設定したにもかかわらず、布団は水を吸い込んだままの状態でほぼ水は切れておらずビショビショでした。さらに、布団のところどころが洗濯機の高速回転が原因と思われる破れがあったのです。
布団は想像以上に乾かない!手を尽くしたが水気が取れない
あちゃー、と思ったものの干せばどうにかなるだろうかと、可能性を試すことに。まず、ビショビショの布団を端から手絞りするようになるべく水を切り、物干し竿に引っかけて日中いっぱい陽の光に晒しました。
夜になり、まだしぶとく水気が残っていたので、エアコンやストーブをかけてある乾燥した部屋に持ち込みました。椅子などの家具を使ってあの手この手でなるべく乾燥した空気が当たるよう広げる形にし、布団の水気を退治しようと試みました。
でも布団の破れたところから、内部にある羽毛にまで水気は芯からしっかり吸収された状態になっていました。この羽毛の水気吸収力というものが想像以上に手ごわいもので、こうなるともう手の施しようがないのです。残念ながらすべては徒労に終わりました。
【自宅で洗濯するのは不可能】次は迷わずクリーニングへ
挙句、乾ききれない水気からは汚らしくカビまで発生してしまったのです。これでは見た目としても、衛生面からもとても利用できる状態ではありません。相当悲しいですが結果的に資源ごみとして捨てざるを得なくなりました。
布団の性質上、脱水がほとんどされないことが最も大変でした。なるべく長く使おうと思って買った布団代、使った洗濯時間、電気代、洗剤、柔軟剤、水の無駄遣い、干すために試みた時間の浪費、様々なことを考えて失敗でした。
ある程度使った布団をきれいにしたい気持ちはあるものの、迂闊に素人判断で自宅洗濯するものではなく、どうしても洗濯したい場合は専用クリーニングに出すなどで対処しようと反省させられました。
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