家の中でも布団は、一番多くダニが発生する場所と言われています。なぜなら、布団はダニが生息するのにとても適した環境が整っているからです。ダニが布団の中に住み着いていると、かゆみやアレルギーを発症してしまいます。
ダニによって体に異変が現れるたり、気持ちよく眠れる環境を作るためにも、ダニが発生する原因を知り、退治をする方法を紹介していきます。
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布団にダニが発生する原因と環境
ダニには発生しやすい温度と湿度があります。温度は20~30度で湿度は60~80%と高温多湿の環境であれば、ダニはさらに繁殖し、発生の大きな原因となります。それに加え、チリなどのエサがあることや、卵を産める場所が必要となります。このような環境を全て満たすのが布団なのです。そして、人が快適に感じる温度は、ダニにとっても気持ちよい温度であることを心得ておきましょう。
また、人はコップ1杯分の汗を睡眠中にかくと言われます。シーツを洗濯しないで使用すると、汗や汚れが染み込むことになります。もちろんシーツを通過して、汗や汚れだけでなく、フケ・皮脂などが布団に吸収されます。そして、イヤな臭いを発するとともに、ダニを寄せ付ける原因にもなり、表面には無数のダニが発生し、布団の中に潜みます。
家の中には数種類のダニがいると言われますが、布団の中に潜んでいるほとんどは温かく湿度が高い場所を好むチリダニです。特に夏場は他の季節より6倍近く数が増えると言われており、寿命がつきる秋口には大量のダニの死骸やフンがシーツや布団に溜まることになります。
【布団に潜むダニの種類】体に影響を及ぼし、アレルギーを発症
では、ダニがいる布団で寝ると体にどのような影響があるのでしょう。シーツや布団にダニがたくさんいる場合、何だか体がかゆくて気持ち悪く不潔な感じがします。それよりも深刻なのは、ダニの死骸やフンによって引き起こされるアレルギー症状です。
◆ダニの種類◆
布団の中のダニのほとんどはチリダニで、約90%を占めています。ただ、寝ている布団の中にチリダニがいても人を刺すことはありません。
体がかゆいという場合は、チリダニをエサにするツメダニや、イエダニが捕食のために布団に潜り込んで刺しているのです。ツメダニはチリダニを食べて生きているので、刺すことはあっても血を吸うことはありません。
一方、イエダニは吸血性で、ネズミが宿主になります。これらの2つは衣類で隠れた太ももの付け根や、腹部などの柔らかいところを狙って刺します。ほとんどの場合、刺されても気づかないことが多く、症状が現れるのは刺されてから1~2日経過した後で、刺された場所が赤くなり、1週間ほど強いかゆみを伴います。
かゆいからと、かきむしってしまうと、細菌が傷口から入ってさらに症状を悪くするケースもあります。
◆ダニとアレルギーの関係◆
ダニによる体への影響は、刺されてかゆいと感じるだけにはとどまりません。寝ている間にそれらを吸い込むことで、喘息やアレルギー性鼻炎・アトピー性皮膚炎などの症状が出ることがあります。
これらのアレルギー症状が一度出てしまうと完全に良くなるまでに数年近くかかり、体への負担がとても大きくなります。自分はアレルギーを持っていないと安心していても、毎日ダニの死骸やフンでいっぱいの布団に寝ていれば許容量を超えてしまい、アレルギー物質の症状に悩まされることもあります。
また、生後6か月までにそのような布団で寝ている赤ちゃんは、ダニに対するアレルギー反応がとても高くなる可能性があります。現に子どものアレルギーの約8割はダニアレルゲンに強い反応を示します。
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洗濯や天日干しでダニは死ぬのか?
布団のダニを天日干しや洗濯で減らせると考えている人も多いかと思いますが、結論から言うと、天日干しや洗濯ではダニは減ったり死んだりはしません。
(天日干しの場合)ダニが布団の内部に逃げ込み効果は薄い
布団のダニ退治として天日干しがよく挙げられます。太陽の光を当てて布団を干すことは、湿気が抜けて確かに気持ちが良いです。ただ、天日干しをして布団を乾燥させても、部屋の中に取り込むと湿気は部屋の中に置いている状態とほとんど変わらなくなります。
ダニの死滅温度は50℃以上で、夏場の太陽が当たる場所に干した布団の温度もそれに近い値になります。しかし、生き物であるダニは敏感に温度を感じ取り、布団の内部に逃げ込んでしまうので効果は低くなります。特に冬場は気温が低いので、表面のダニを殺すこともあまり期待できません。
中のダニを退治しようと布団をたたくのも効果的ではありません。表面をバンバン叩くことで、ダニの死骸やフンなどが細かくなって広がってしまうからです。実際に、布団を叩いた後の方が、表面の汚れは2~3倍増えると言われています。
(洗濯の場合)繊維にしぶとくしがみつき洗い流せない
洗濯をするとダニが水に流されたり、脱水で死んだりするのではないかと考えがちですが、ダニは意外としぶとく洗濯だけで駆除することはできません。1週間もの長い間、洗剤を入れた水につけてもダニは死にません。
乾燥などにはとても弱いのですが、湿気など水を好むという性質を持っています。また、脱水を丁寧に行っても、ダニの手足はかぎ爪になっているのでしっかりと繊維にしがみつき、容易に流されることはありません。
シーツや毛布など洗濯機で定期的に洗うことができるものは、ダニの数を減らすことができますが、布団などの厚手の寝具は数を減らすことは容易ではありません。特になかなか洗濯ができないマットレスや、敷布団に多く生息しており、その中でも頭部の方には足元の3倍近くダニが潜んでいます。
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【ダニの駆除】市販の除去グッズを使って退治してみよう
ダニを退治するには、天日干しや洗濯よりも有効な方法があります。市販されている除去グッズを使う方法で、特に有効な3つをご紹介します。
1.レイコップ
レイコップ・ジャパン株式会社と医師が2007年に共同開発した商品で、英国アレルギー協会認証や、フランス消費者大賞などの様々な認定を受けている優れものです。全てのモデルに医師が開発した光クリーンメカニズが採用されており、布団に紫外線を照射しながらハウスダストをパワフルたたきで叩き出し、吸いつくことがなく、それらを吸引するという完ぺきさです。
フィルターもまるごと水洗いができるので、室内にほこりを飛び散らせることなく常に衛生的に使用できます。回転ブラシが内蔵されているので、ペットの細かな毛まできれいに掃除してくれます。ハウスダストの除去率は、標準モデルで3分使用した場合約90%という結果が出ています。
2.防ダニスプレー
アース製薬が発売している防ダニスプレーです。生きたダニを駆除することがダニ対策のファーストステップである、という発想の元開発された商品です。布団などの寝具類やぬいぐるみなど、布製ならどんなものにでもスプレーできます。
すばやく乾燥するので、吹きかけた後にべたつくことがなくサラサラした使用感が特徴です。スプレーの目安は、1平方メートル当たり5プッシュで、1回スプレーし1ヵ月ほどダニ予防効果が続くのも大きなポイントです。片手でどんな場所にでも使用できる手軽さで、24時間後には90%近く死滅させられるという研究結果が出ています。
3.スティック型クリーナー
三菱電機のスティック型クリーナーです。ダニ対策にはその死骸や、フンなどをこまめに掃除機で吸い取ることが大切という考えから開発が行われました。掃除機でアレルゲンを吸い取ることは対策としてよく行われることですが、普通の掃除機は使い勝手が面倒です。
このクリーナーはコードレスで、スタイリッシュなデザインなので、リビングに置いていても違和感がありません。使いたい時にすぐに使えるのでとても便利で、人の皮膚や髪の毛などダニのエサになるものをきれいに取り除きます。
皮膚などのゴミや食べかすをこまめに吸い取ることでダニの繁殖を抑えることができ、吸い取ったゴミは風の力で遠心分離させて排気と一緒に排出されないようにサイクロン方式が採用されています。空気清浄機としての機能も併せ持っているので、掃除機をかけてもきれいな空気の中で寝ることができ、丸ごとダストカップを水洗いできるのでとても衛生的です。
その他
雨の日にも利用できるもので、布団乾燥機があります。ダニは一定温度になると死んでしまうので、布団乾燥機で温風を送ることはとても効果的なダニ対策になります。マットありとなしの2つのタイプがありますが、布団の隅々までしっかりと温めたい場合は、マットありの方が有効です。
マットなしのタイプは、使用後に折りたたんで直すという手間が省けるメリットがありますが、マットありと違い、熱が満遍なく行き届かないため、ダニがその場所に潜り込む可能性が高くなります。
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【布団クリーニングでダニ退治】丸洗いと高温乾燥で一気に駆除
洗濯しても天日干しをしてもダニはなかなか駆除できません。そのような時におすすめなのが、クリーニング店での布団丸洗いです。高温で乾燥してくれ、防ダニ加工もできます。
店頭に持ち運びができない場合や、重い布団を持って店舗に出かける体力がない時などは、宅配クリーニングサービスが利用できる店舗も増えており、電話1本で対応できるので便利です。
まず、クリーニングの店舗を選ぶ際には、気を付けておきたいことがいくつかありますので、ポイントを押さえておきましょう。
ダニのアレルゲンは水溶性なので、ドライクリーニングではなく、水クリーニングができるクリーニング店を選びます。
【ポイント2】単品ごとに洗濯をしてもらう
まとめ洗いは金額的にもお得ですが、単品でクリーニングをしてもらう方が丁寧に洗ってもらえ、十分な水できれいに洗濯してもらえます。
【ポイント3】防ダニ加工のサービス
店舗によっては、布団のクリーニング後に防ダニ加工を施してくれる業者もあるので、複数の専門店にサービスの内容を確認するようにしましょう。
クリーニング後の布団を圧縮袋に収納する場合は、一度天気が良い日に干して、しっかりと湿気を除いた後に入れるようにします。せっかく綺麗になったのだから、ダニが入り込み繁殖をするともったいないです。
また、掃除機で圧縮する時も、止めた時に空気が逆流してアレルゲンや掃除機の中の汚れた空気を戻さないように注意しましょう。
まとめ
布団の中に発生したダニは、そう簡単には退治ができません。発生を少しでも防ぐためにはダニが繁殖しない環境を作り、日頃から気を付けていなければなりません。ジメジメとした季節では、除去グッズを上手に利用してみてください。
- ダニは高温多湿を好む
- 天日干しや洗濯だけでは駆除はできない
- 除去グッズを有効活用してみる
- クリーニングの布団丸洗いを利用してみる
なかなか布団を洗ったり、こまめに干すことができない場合は、一気にダニの駆除ができるクリーニングを利用してみるのもいいでしょう。しかし、布団をクリーニング店まで運んだり取りに行くは大変です。そんな時は、便利な宅配クリーニングに依頼して、綺麗になった布団で良い睡眠をしてみませんか。