【洗濯物の正しい干し方】靴下・タオルなど種類別の乾かし方と部屋干しのコツ

洗濯物の干し方

洗濯物は干し方によって乾くスピードや乾いた後の仕上がりに大きな差が出ます。乾かすとき、少しの手間をかけるだけで、しわのないピシッとした状態に仕上げることも可能です。そこで、洗濯の初心者でもベテラン主婦のような仕上がりに出来るよう、洗濯物の干し方とコツをご紹介しましょう。

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【基本の干し方】手でパンパンと叩きシワを伸ばす

洗濯の干し方の基本中の基本は、まず、脱水が終わったらすぐに取り出して干すことです。そのままの状態で洗濯機に置いておくと、シワがついてしまいます。そして、干すときはシワを伸ばしてから干すことです。

面倒だからと、脱水が終わった後のクシャクシャの状態のまま干してしまうと、シワが付いたまま乾いてしまいます。そうすると、シワを伸ばすためにアイロンがけをしなければならないため、二度手間です。服の両端を引っ張ったり、手でパンパンと叩くなど、シワを伸ばしてから干すようにしましょう。

裏返しに干すと時短になる

洗濯物の乾きを時短にする干し方は、洗濯物を裏返して干すのが最適です。洋服の縫い目は裏側についており、生地が重なっている部分も多くなります。裏返して干すことによって、ポケットや縫い目など乾きにくい部分が素早く乾き、時短で乾かすことができるのです。表側に直射日光が当たらないので、生地の色あせも防げるのもメリットです。

干し方とコツ(1)タオル・靴下・Tシャツ・Yシャツ・ズボン・Gパン

洗濯物の種類別の干し方は、種類によって異なります。何も知らずに干していると洗濯物が色褪せたりする原因になってしまいます。洗濯物の干し方とコツを知ることで生地の劣化を防いだり、また早く乾燥させることで衣類の臭い対策になります。種類別に紹介しますのでご覧ください。

タオル・バスタオル

タオルやバスタオルは、最も乾きにくい洗濯物の一つです。干し方のコツとしては、縦長に干すのではなく、横長に広げて干すのが早く乾かすポイントとなります。部屋干しをする際には、ピンチハンガーを使い囲み干しすると早く乾きます。囲み干しとは、ピンチハンガーの一番外側の洗濯ばさみをつかってバスタオルをぐるりと一周取り囲むように干し、空気が入るように少し隙間を開けておくのがコツです。扇風機を使うと、2時間半から3時間で乾かすことができます。

靴下

靴下は、何気なく干している人も多いでしょうが、干し方によってはゴムの劣化を早めてしまうので注意が必要です。正しい干し方は、ゴムの部分を上にしての部屋干しです。ゴムは水分に弱いため、つま先を上にして干すと、水分が下に下がった時にゴムの部分を劣化させ、靴下の寿命を縮めてしまいます。また、ゴムは紫外線に弱いため、外干しするのも劣化の原因となるのです。

Tシャツ

Tシャツは、適当に干すとシワになり、アイロンをかけないと着られなくなってしまいます。Tシャツをシワなく干すコツは、干す前にしっかりシワを伸ばしてから干すことです。そして、型崩れしないようにハンガーを使うか、平干しネットの上で広げて干すのが安全です。ハンガーに通すときは襟の部分から入れると伸びてしまう恐れがあるため、裾からハンガーを入れて通すと、襟元がヨレヨレになるのを防ぐことができます。また、外干しする時は、長時間干しすぎるとカラカラに乾燥して硬く仕上がってしまうため、乾いたらすぐに取り入れるようにしましょう。

Yシャツ

Yシャツは、最もアイロンをかける頻度の高い衣類です。しかし、工夫次第ではアイロンいらずでパリッと仕上げることもできるため、干し方を工夫してみましょう。まず、シワを伸ばすために何回か振りさばき、大きなシワを取ります。次に、手でパンパンと叩いて細かいシワを伸ばしてから、厚めのハンガーに干しましょう。干すときは、第一ボタンから第三ボタンまでをしっかりと留め、襟を立てると型崩れしにくくなります。外干しよりも、部屋干しの方が向いているでしょう。

ズボン・Gパン

ズボンやGパンも、生地が分厚く乾きにくい衣類です。外干しする時は、まず裏返して振りさばきシワを伸ばした後、裾を上にして吊り干しします。ズボンやGパンの重みで乾いていく過程でシワもピンと伸び、綺麗に仕上がります。部屋干しする時は、外干しの時と同様に裏返しにした後、ピンチハンガーを使って腰回りを上にして筒状に干すのが時短の方法です。ボタンやジッパーは全開にし、風通しを良くして干すのがコツとなります。

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干し方とコツ(2)下着・カーディガン・靴・スニーカー・ダウンジャケット

洗濯物は干し方ひとつでシワが伸びたり、型崩れを防ぎます。型崩れしやすい下着やカーディガンの干し方から、靴やスニーカーを効率よく乾かすアイテム、ダウンジャケットの干し方までを紹介します。

下着

下着は干し方によっては型崩れしたり、寿命よりも早く劣化させてしまうことがあります。特にワイヤー入りのブラジャーは、洗濯する時にも注意が必要です。型崩れさせない下着の干し方は、アンダーバストの部分を上向きにしてピンチハンガーでとめ、平行に干します。ストラップに負担がかからないようにするのがコツとなります。

ショーツは、しっかりとシワを伸ばした後、腰の部分をピンチハンガーではさみ、平行にして干します。下着はレースなどデリケートな素材を使っていることが多いため、直射日光に当てるのは避け、日陰に干すのがベストです。

カーディガン

カーディガンは、伸びやすく干し方によっては型崩れしやすいので注意が必要です。最も型崩れしない干し方は、平干しネットを使った方法です。直射日光の当たらない風通しの良い場所に干すのが良いでしょう。竿に干す場合は、カーディガンが重みで下に垂れさがらないように二つ折りにして干し、袖の部分を竿に巻き付けるようにします。また、ピンチハンガーの上に広げ、平干しのようにするという方法もあります。

靴・スニーカー

靴やスニーカーも、乾くまでに時間がかかるアイテムです。靴やスニーカーを干すときに便利なアイテムが靴干しハンガーです。靴を裏向けに干せるので靴の中に水がたまらず時短で乾かせます。また、型崩れもせず、靴の形状を保ったまま乾かせるのもメリットです。

靴干しハンガーがない場合は、手持ちの針金ハンガーを使って作ることもできます。ハンガーのフック部分を支点にして、両端を上に折り曲げWの形に変形させます。折り曲げた部分の針金に靴やスニーカーをひっかけて干すと完了です。生地によっては、紫外線を避けたほうが良いものもありますが、1時間程天日干しすると除菌できるので臭いも取れます。

ダウンジャケット

自宅で洗濯後もふんわりと仕上げるためには、干し方に工夫が必要です。型の部分が厚いハンガーを用意し、ダウンジャケットを掛けたあと、羽毛が均一になるように両手でパンパンと叩きます

無理に動かそうとはせず、羽毛が動かない場合は少し乾いてから行うと良いでしょう。直射日光の当たらない風通しの良い場所に干します。外からは乾いたように見えても、中に水分が残っていると羽毛がカビてしまうため、少なくとも2日から3日は干し続けるのが賢明です。

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部屋干しのコツは扇風機を使って、しっかり乾燥させること

部屋干しをする時のコツは、生乾きにならないようにしっかり乾燥させることです。扇風機やエアコン、サーキュレーターなどを上手に利用して、洗濯物に直接風が当たるようにするようにしましょう。

壁際は空気の流れがほとんどなく乾きにくいため、部屋の中央に干すのがベストです。低い所よりも高い所の方が湿気が少ないため、乾きにくいものは上の方に干すようにすると良いでしょう。

【夜干し】早く乾くよう新聞紙を下に置く

昼間は仕事や子育てなどで忙しく、夜に洗濯をして夜干しをするのが便利です。夜干しの基本は部屋干しになりますが、風が通りやすくするためにアーチ型に干すようにします。ピンチハンガーで外側に長い物、真ん中に短いものを干しアーチ型に仕上げると、空気の通りがよくなり乾きやすくなります。

さらに扇風機をプラスして風を送り込むと、朝起きた時にしっかり乾いていることでしょう。洗濯物を干している部分の床に、クシャクシャにした新聞紙を置いておくと、湿気を吸い取り乾きも早くなります

【部屋干しの悩みを解決】生乾き臭対策とシーツの干し方

部屋干しは外に干すよりも渇きが遅くなると思われがちですが、工夫次第で早く乾かすことも可能です。一番大切なのは、蒸発面積を大きくし、空気に触れる部分を大きくすることです。部屋干しの臭わない方法と、シーツの干し方について調べましたのでご覧ください。

【部屋干しの悩み1】臭わない干し方は?

梅雨の季節など、雨の多い季節は部屋干しが増えてしまいますが、どうしても臭いが気になってしまいます。部屋干しで洗濯物に臭いがつくのは、雑菌が繁殖するためです。部屋を閉め切った中で部屋干ししていると、その湿気で洗濯物が乾きにくくなり、雑菌を繁殖させる原因となってしまいます。

扇風機や除湿器などを使って風通しを良くしたり、部屋の湿気を少なくするほか、1回に洗濯する量を減らし、洗濯物と洗濯物の間をあけて干すことも大事です。また、カーテンレールにかけて干すのは、カーテンが湿気を吸い洗濯物を乾きにくくするほか、臭いが洗濯物に着く原因となるので避けるのが無難です。

【部屋干しの悩み2】シーツの干し方は?

シーツは面積も広く干すのに場所を取るため、物干しざおでしか干せないと思われがちです。しかし、工夫をすればハンガーで部屋干しすることも可能です。シーツの部屋干し方法は、まず2本のハンガーを用意します。1つ目のハンガーにシーツをマントのようにかけて洗濯ばさみで留め、もう一つのハンガーに垂れ下がっている部分をひっかけ、洗濯ばさみで留めます。ハンガー2本で場所を取ることなくシーツが干せるのです。

【ドライマークの干し方】直射日光は避けて風通しのいい場所で日陰干し

ドライマークの衣類も家で洗えるようになっており、洗濯する人が増えています。衣類を手洗いした後、優しくバズタオルで脱水し、形を整えて陰干しをするのが基本になります。

ドライマークの衣類は、洗濯などの摩擦に弱いものが多く、生地にダメージがかからないよう干すときまで注意が必要になります。ハンガーにゆらゆら揺れているだけでも生地が下に伸びてします。伸びやすい素材の場合は、ハンガーに吊るすのではなく、平干しネットの上に広げて干しましょう

温風にも弱い素材も多いため乾燥機を使用するのは厳禁です。必ず直射日光の当たらない風通しの良い場所に干すようにしましょう。ドライマークの衣類は素材が繊細なので、干し方に気を付けると衣類を傷めるようなことはありません。

まとめ

◆洗濯物の干し方 

  • 洗濯が終わったらすぐパンパンとシワを伸ばす
  • 空気の通りが良くなるよう間隔をあける
  • 裏返して干すと時短になる
  • 部屋干しは扇風機を使うと早く乾く

 

洗濯物の干し方を少し工夫するだけで、効率的に作業が行え、その後の工程が随分と楽になります。乾かす時間を節約できることで時間的な余裕もでき、家事も少し楽になること間違いなしです。

生乾きは雑菌を繁殖させたり、カビの原因となるためしっかりと乾かすようにしましょう。部屋干しは扇風機の風を当てたりすると、一晩でカラッと乾かすこともできます。

洗濯物と洗濯物の間は十分な間隔をあけ、空気が循環しやすくすることも大切になります。シワや臭いのない清潔感あふれる衣類を身に着けるために、ひと手間かけた洗濯の干し方を実践してみてはいかがでしょう。

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